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グッドバイ。

先日、やっと虹色ステッカーとサヨナラした。
アレは店外にあって、BAR illudの存在を示す唯一の物理的なモノだった。

コロナ感染症対策リーダーを取得した(させられた)人々はご存知かと思うけど、たしかGWの終わる-つまり二類から五類に移行する-タイミングであの忌々しいステッカーは外してくれと連絡があったはずだ。
やった!外せる!と嬉々としたお店も多かったと思う。僕も気持ちはまさにそれであった。
しかし、どれだけ忌々しいにせよ、アレを外すと当店は「隠れ家的BAR」どころか(まあ「的」というより実際にほぼ隠れていたわけだが)「存在しないBAR」に等しくなってしまうので外すに外せなかった。虹色のジレンマとでも呼ぶような状態。

以前から「店のサインが虹色ステッカーってダサくねえすか」との指摘は受けてきた。
はい、ごもっともです。
が、そもそもとして住所非公開、電話番号非公開(というか設置してない)、扉にナンバーロック(非稼働)付けているのにサインがあるって矛盾しているじゃない。
これがオープン当初の返答だったんですが、段階的にステータスをオープンにしていった流れの中、サインの一つも設置せず虹色ステッカーで乗り切ろうというのはムリがある…というかダセぇ。とは思っておりました。ワタクシも。
そういうわけで、ようやっとそのダセェものにサヨナラして看板設置することにした。

ありきたりで地味。

これで探してる風の方々が諦めて帰って行くのを階上より眺めながら歯がゆい思いをしなくて済む(かも知れない)し、なにより歩いている人々へのアピールに少しはなるだろうから集客に繋がるかも、なんて微量の商売思考もあったりはします。て言うか商売しているのだからこれは微量どころかしっかりと持たねばならんのですが…そこはいったん置いといて、果たして意味があるのかどうか。
設置してひと月も経っていない現在じゃわかりようもない。
最低でも半年くらいは時間が必要なはずだから、「看板見て来ました」って新規ゲストの言葉は気長に待とうと思います。

しかし、ひたすらに忌々しかったのは隠すことなく正直なことであるが、店の存在を示してくれたという意味において虹色ステッカーの2年くらいの働きには感謝をしている。
これがなかったら、入って来てくれなかったゲストはそれなりに存在するはずだから。

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