昨日夫がゴルフに出かけた後、あまりに寒いのでベッドの中に入ってNetflixで映画を観ました。

第92回アカデミー賞では作品賞のほか主演男優、主演女優、脚本など計6部門でノミネートされ、女性弁護士ノラを演じたローラ・ダーンが助演女優賞を受賞した作品ですが、田舎町の映画館では上映がなく、観てみたいと思っていた作品です。

「イカとクジラ」「ヤング・アダルト・ニューヨーク」のノア・バームバック監督が、スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーを主演に迎えて描いたNetflixオリジナル映画。女優のニコールと夫で舞台演出家のチャーリーが結婚生活に葛藤を抱え、離婚に向かっていく姿を描いたヒューマンドラマ。結婚生活がうまくいかなくなり、円満な協議離婚を望んでいた2人だったが、それまで溜め込んでいた積年の怒りがあらわになり、弁護士をたてて争うことになってしまう。

　　　　　（映画comから画像、解説をお借りしました）

離婚調停の場でそれぞれの弁護士によって、行き違い、誤解、遠慮、我がままと、それまでの結婚生活を少しずつ崩していった小さな傷が次々と明らかになっていく様子が、細やかに描かれています。さらに男性と女性、家庭と仕事、結婚までに生きてきた場所の違いなどのバランスについて深く考えさせる映画になっています。

アカデミー賞にノミネートされながらも一般的評価が低いのは、あまりに私たちの日常に近く、私たち自身を暴かれている気分になるそんな映画だからかもしれません。

マーベルコミック映画でのスカーレット・ヨハンソンの活躍とはまさに正反対の役作り。しかし女性の内面をよく演じていたと私は感じました。

原題：Marriage Story
制作：2019年　アメリカ
上映時間：136分
配給：Netflix

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