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高田郁著「あきない世傳金と銀12 出帆篇」

高田郁さんの時代劇小説シリーズは欠かさず読んでいます。本作も早12巻が出ました。予約していた順番が回ってきたので早速読みました。

1.読んだ本の紹介

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9歳で大阪呉服商五鈴屋に奉公に上がった幸も40歳。江戸浅草田原店で店を開いて10年経ちますが、藍染浴衣地で江戸中にその名を知られるも再び呉服を扱えるようにと、いう願いが本作で徐々に道筋が見えてきます。

2.この本を読んだ理由

高田さんの作品の中で描かれる女性たちが特に魅力があります。主人公の幸はもとより、彼女を精神面で助ける周囲の女性たちが好きです。

3.あらすじ

浅草田原町に「五鈴屋江戸本店」を開いて十年。
藍染め浴衣地でその名を江戸中に知られる五鈴屋ではあるが、再び呉服も扱えるようになりたい、というのが主従の願いであった。仲間の協力を得て道筋が見えてきたものの、決して容易くはない。因縁の相手、幕府、そして思いがけない現象。しかし、帆を上げて大海を目指す、という固い決心のもと、幸と奉公人、そして仲間たちは、知恵を絞って様々な困難を乗り越えて行く。源流から始まった商いの流れに乗り、いよいよ出帆の刻を迎えるシリーズ第十二弾(内容紹介より)

4.感想

江戸時代を背景にしているので、その頃の庶民の様子も丁寧に描かれています。相撲、歌舞伎といった娯楽、吉原などの歓楽に、着物の柄で楽しむ庶民、さらに時代が進み、武家社会においても女性の着物への思いが描かれていて、歴史も学んでいるような気分になります。

物語は女性の一代記が描かれていますので、主人公幸がどんな最後を迎えるのか、興味深く今後も読んでいきたいです。

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