今年もやってきた。
何がだ?
年に一度のお祭り、『逆噴射小説大賞』の季節が、だ。
きっとこの記事を読んでいる奴らなら当然知っているとは思うが、念のため、補足をしておくと、逆噴射小説大賞とは、「小説の冒頭800字のみを投稿するコンテスト」のことだ。800字で完結する短編、という意味ではない。そのあとさらに続く3000字のショートショート、2万字の短編、4万字の中編、10万字の長編、あるいは、200万字を超える一大巨編シリーズ──それらの、書き出し800字だけを切り取り、撃ち合う。そういったイベントが存在するのだ。
今回もたくさんパルプ小説が投稿されているので、現時点でピックアップをしつつ、備忘録的に感想を書いていこうと思います。
ガッツリネタバレあるので、注意してください。
『討手は闇に』
『おかみ様の遣わすもの』
『貪婪王の婚礼』
『ペンローズの迷宮』
『夜山踏み』
『盤蠱覚龍征伐譚』
『墳墓酒、悪霊』
『カバリとジャンには、夜がお似合い』
『かつて、オーメの採れた地で』
『その花は月を食む』
◆自作紹介
ちなみに私も今年は2発、弾丸を打ち込みました。
1発目『幻獣搏兎 -Toglietemi la vita ancor-』
2発目『死闘裁判 -Trial by Combat-』
読んでね!