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スペイン巡礼800kmの道のり

この旅を記録として残しておきたいと思った。

行った人なら経験した事であるし、
行った事がなくても、興味がある人はいるし、

何度思い返しても、この旅が教えてくれた事は
私の人生において、
今のところ最高の宝ものとして記録されている。

人は誰でも人生という名の道のりを歩いていると
私は思う。

【こうでなければならない】という思い込みは、
自分みずからが作ったんだろう。

知らず知らずに周りに流されていく日々。
日常を過ごしていると、
自分がやりたい事とか、自分が望むものを
忘れてしまうんだと思う。

まさか本当に800km自分の足で歩くなんて。
そりゃ、いい時ばかりじゃなく
本当に辛くて泣きたい事も何度もあったけど。

それでも、自分の体も心もいくつになっても可能性を秘めているんだとこの旅で感じた。

『ただ歩くだけでしょ〜』ではないのが、
この巡礼路なのだ。

歩く事に徐々に慣れ、目的地へ一歩ずつ
進む毎日。

1日として同じ日はなく、

荷物さえ背負うのが嫌になる日、
雨でずぶ濡れになった日、
ただ真っ直ぐに伸びた平坦な道を歩く日。

足を引きずり、歩く事が嫌になり

『帰国しようかな』

何度どころか、何度か、

『足を痛めてまで歩く必要はあるの?』

弱音を吐いてしまう日がないと言ったら
ウソになる。

人生に置いても、楽しい事ばかりじゃない。

笑って過ごす日もあれば、
泣きたい日もあれば、
嬉しい日もあれば、
怒りが込み上げてくる日もある。

それが人間というものよ!

どんな時でも支えてくれたのは、
衣食住を共にした仲間たちの存在。

人は一人では生きられない。

日々、誰かに支えられ、支えて生きている。


そんな言葉がぴったりなのが巡礼の旅なのだろう。

常に周りに感謝するってこういう時に
使うんだね。
忘れてはいけないプレゼントを受け取った気がする。

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