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NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』レビュー

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NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』レビューをまとめました。
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北条泰時邸跡、令和ではオシャレグッズ屋に!鎌倉御家人になれる(?)アイテムも大集合。鎌倉市『侍気分』に行ってきた!

2022年12月29日、鎌倉市を訪れたレポートの第2弾になります。 前回のレポートはこちら↓ ちなみに、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のレビューもしていましたので、ぜひ読んでみてくださいね~!↓ さてさて、今回訪れたのは、なんと北条泰時邸跡!「俺達の泰時」ですよ!! 一応、『鎌倉殿』を見てない人にも説明するとですね……鎌倉時代、幕府の初代執権である北条時政を祖父に、そして二代目執権の北条義時を父に持つ、鎌倉の武士です。 1221年、幕府と朝廷の大きな戦となった「

ドクロも鹿も呪いの人形も!『鎌倉殿の13人』の世界にどっぷり浸れる鎌倉市「大河ドラマ館」に行ってきたぞ!!

2022年12月29日、『鎌倉殿の13人』好きのお友達の誘いで、神奈川県鎌倉市にある「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」を訪れました。 ちなみに筆者のnoteでも、第19回という中途半端なところから『鎌倉殿』のレビューを書いていましたけど……間に抜けなどもありながら、ついに12月31日、投稿も一段落。よかったらぜひご覧ください↓ 「大河ドラマ館」は、JR鎌倉駅からは徒歩10分くらい。鶴岡八幡宮の境内にあります。会場の正式な名称は「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」というそう。

三浦透子さんを悪女にするのはヤメテww第19回「果たせぬ凱旋」見どころ振り返り!【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第19回の感想です。 (※以下、ネタバレ注意) いやぁ、今週インパクト強かったのは、義経の正室・里(史実では「郷御前(さとごぜん)」と呼ばれていたらしい)ですよ。 彼女は今回の放送で、義経の寵愛を受ける側室・静御前に嫉妬するあまり、土佐坊をけしかけて京の義経邸を襲わせるわけですが。 「義経さまは傷つけちゃダメよ!女は殺していいわ!」 なんて。いやぁ、演じられていた三浦透子さん、スゲー嫌な役だなぁwwwwやめてくれよ、三浦透子さん大好

2人の女の覚悟。善児はとんでもない人を斬っていきました。第20回「帰ってきた義経」見どころ振り返り!【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第20回の感想です。 (※以下、ネタバレ注意) どこを切り取っても「神回」だったと思うんですよね。 まぁ、予告の段階でも予想されていた、「源義経」の最期を描いた回でございます。「源義経」と言えば、日本昔話で『牛若丸』としても描かれている超人気キャラクター。 大体、「くらま寺でテングに育てられ、京都で弁慶を仲間にして、やがては兄・頼朝と手を取り合って、父の仇である平氏を打ち滅ぼしました、めでたしめでたし」と、多少ファンタジーも交えて語ら

またも○○ロス!?地獄のような脚本に阿鼻叫喚。メフィラス義村の無駄マッチョにも総ツッコミ。第21回「仏の眼差し」見どころ振り返り!【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第21回の感想です。 (※以下、ネタバレ注意) 「義経ロス」の哀しみも癒えぬうちに、なんだこれ地獄かよ、と思いましたね…… Twitterを覗くと、そりゃあもう『鎌倉殿』クラスタが阿鼻叫喚でしたよ。何って、まさかの義時(小栗旬)の妻、八重(新垣結衣)さんの死。 とは言え、前回の予告の段階でなんとなーく想像はできてた方もいたみたいですけど。そもそも、八重さんこと「八重姫」って、史実では入水自殺をされてるんですよね。 確かに大河でも、頼

善児、仕事してた!?ホームドラマ回再びかと思いきや不穏の嵐。第22回「義時の生きる道」見どころ振り返り!【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第22回の感想です。 (※以下、ネタバレ注意) タイトルからして、かつて草なぎ剛(※)主演のドラマ『僕の生きる道』になぞらえてる感じがめっちゃしたんですけど。 冒頭から開口一番、「天罰だ」と言う北条義時(小栗旬)。それに対して「そんな風に考えるな」と言う三浦義村(山本耕史)なんですが。 やっぱ、あれなんですよね……義村、何も悪びれる様子を見せないんですよね。自分が付いていながら何で八重(新垣結衣)さんを守れなかったのか、など。心の中で

曽我兄弟の仇討ちの真相? #全部比企のせい で蒲殿ロスも間近に!第23回「狩りと獲物」見どころ振り返り!【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第23回の感想です。 前回の感想はこちら↓ (※以下、ネタバレ注意) 非常に情報量が多くて、どこをレビューすればいいかと非常に悩んだ回ではあります。とりあえず、1回観ただけじゃ感想まとめきれなくて、2回見ました。 ほんと、前半のコメディパートと後半のサスペンスパートの落差が激しすぎる展開ですよね。これ、コメディもサスペンスも描いてきた三谷幸喜のよくばり詰め合わせパックみたいな内容じゃないですか。ファン垂涎(すいぜん)ものと言いますか、

頼朝、最後の野望。「蒲殿カンケーねーだろw」で善児死の闇。第24回「変わらぬ人」見どころ振り返り!【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第24回の感想です。 前回の感想はこちら↓ (※以下、ネタバレ注意) えぇと……今週もまた地獄のような展開が続いています。大丈夫でしょうか視聴者のみなさん、ついて来れてる?? 「もう源平合戦終わったんやろ!平和な日はいつになったら来るんだ!!」 って嘆かれてる方もいるかもしれないですけど。まぁ、「平和=みんな頭にパステルカラーのお花を咲かせた状態」ってわけにもいきませんから。たぶん今の世の中でもそう。少なくとも「兵士と兵士とが戦わな

頼朝、謎の落馬の真相は。病気か、神罰か、それとも…?第25回「天が望んだ男」見どころ振り返り!【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第25回の感想です。 前回の感想はこちら↓ (※以下、ネタバレ注意) ひたすら「頼朝の死」にフォーカスされた回でしたね。冒頭から自分の死の場面を夢に見るという展開からスタート。前回のラストシーンや予告からも予想ついてましたけど「ああ、こりゃ今回で頼朝お亡くなりになるのかな」という気配がビンビンに漂ってました。 年間を通したドラマの進行としても、「頼朝が生きた時代」を前半、亡くなったあとの「北条天下の時代」を後半という2部構成で描くなら

頼朝、毒殺説!?んなわけあるかバカw政子へ義時へ、少年漫画ばりの世代交代劇に胸熱!第26回「悲しむ前に」見どころ振り返り!【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第26回の感想です。 前回の感想はこちら↓ (※以下、ネタバレ注意) 「頼朝の死」を、2週に渡って描くとは。「実は25回放送終了の時点で頼朝は死んでいなかった?と思う」とは前回のnoteでも書いていましたが、落馬から死までのストーリーまでもここまで濃密に描いてくれるとは、また衝撃でしたね。 そもそもこの『鎌倉殿の13人』には妙なジンクスがありまして。「徳を積むようなことをすると死期が近づく」みたいな描き方がされてきました。 上総介=

どんどん増えて13人に。全編ギャグ満載なのが逆にホラーw第27回「鎌倉殿と十三人」見どころ振り返り!【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第27回の感想です。 前回の感想はこちら↓ (※以下、ネタバレ注意) 選挙のため一週間お休みしての、遂に新章突入ですよ。いやぁ、待った待った。もちろん、第18回~第25回までの一挙再放送も観まして。 「ウァーッ!義経生きてるぅー!八重さん生きてるぅー!蒲殿生きてるぅー!頼朝ーはよ○ねー!」 みたいに、懐かしい顔に泣きそうになりながら堪能しちゃったんですけれども。そのおかげもあって、頼朝ロスはもう脱せたかな……頼家(金子大地)が新・鎌

残酷すぎる頼家の成長物語。宿老は13人から9人へ…第28・29回見どころ振り返り!【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第28、29回の感想です。 前回の感想はこちら↓ (※以下、ネタバレ注意) 2週間ぶりの感想になってしまいました。いや、仕事やら夏バテやら子供の夏休みスタートやらで忙しかったのが原因ですけど、2週分も溜めて感想書くのも大変ですな……毎回毎回、濃密な45分を過ごさせていただいてて、1話分の感想まとめるのにも4時間くらいかかっちゃうのによ(汗 さて、言い訳はともかく、レビューしていきましょう。 私心ナシ!梶原殿のあまりに美しき最期特に2

全成、愛ゆえの“覚醒”?義時は遂に完全闇堕ちか。第30回「全成の確率」見どころ振り返り!【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第30回の感想です。 前回の感想はこちら↓ (※以下、ネタバレ注意) 「誰も責めてはいけないよ」僧として、ただ清く美しくあった全成の人生 覚悟はしていました。29回のラストシーンから、「ああ、遂に今回は全成(新納慎也)の最期が描かれるのだろうなぁ」と。覚悟していた通りの展開にはなりましたが、まさかこれほどまで美しく、哀しいラストだとは。 頼朝の挙兵に際し、弟たちの誰よりも先に駆け付けた男。ただ、鎌倉において正直「役に立つ存在だったか

真の悪は比企か、北条か。頼家の“ヱヴァQ”みもヤバすぎ。第31回「諦めの悪い男」見どころ振り返り!【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第31回の感想です。 前回の感想はこちら↓ (※以下、ネタバレ注意) 遂に滅亡!比企一族の最期に涙・涙・涙 遂に「比企能員の乱」が描かれた第31回でしたが……皆さん、ぶっちゃけどうでした?「比企が死んで済々した!」「比企ロスは流石に無かったww」みたいな意見もチラホラ見ましたけど、個人的には一番泣いた回だったかもしれない。「義経ロス」「蒲殿ロス」「全成ロス」より涙腺の緩み具合がハンパなかったっすわ。 言うて、規模が物凄い。比企能員(