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学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.16 死にかけたホテルを救え!? 〜独立自治権〜

カイト「Good morning」
昨日の激怒したスタッフ「・・・」

無視だ。
お金をネコババして激怒されたと思い込んでいるのだから当然だ。

気にしない。
昨日あれだけ説明した。

とりあえずいつも通り清掃をする。
汗をかいたのでシャワーを浴びる。
浴びながら考える。

何が原因で、思うように進められないのか。
どのような方法をとれば自分の思い通りに進められる?

彼らは、自分の思い描くホテル像をイメージできない。
おまけに今までオーナーサイドは彼らのやりたいようにやってきたことが、
急に自分がきて全て奪われている。そのことも納得いかないはずだ。

ならばどうする。
考えろ。考えろ。

“自分と彼らの役割を分担して別々にやればいい。”

建物全てを少しずつ変えていくんじゃなくて、
区画を決めて、そこを集中的に完成させていけばいい。

テストのためワンフロアだけもらい、『独立自治区』を作る。
そこでは全て自分のコントロール下にあり、オーナーといえども他者の干渉を受けない。

電気・水道その他支出や投資費用などをそのもらったフロアの部屋の売り上げから、全てをまかなう。

そうすれば自分は好きなようにリノベーションとテストができ、

彼らは残りの部屋を全て今まで通りやりたいようにできるのでお互いに損な話ではないはずだ。

すでに目星はつけているが、
自分の言うことを聞いてくれるスタッフにどのフロアがいいか相談する。


彼はこのホテルのことをよく知っている。


彼はドンピシャ自分の考えていたフロアを言い当てた。

「さすが、よくわかったね」というと、
「いつも一緒に仕事しているんだからそのくらいわかるよ」と生意気な顔で嬉しそうにそう言った。

よし。あとはこの建物のボスであるオーナーに話をつけに行くだけだ。

それから、今日はスタッフの給料日だ。
この前任せると言ってくれたのだから、素直に従ってくれるだろう。

というか払ってもらわなければスタッフを動かすことができなくなるのでかなり困る。汗(~_~;)


彼がいるはずのレストランに行く。
が、いないのでレストランのスタッフに確認して電話をしてもらう。
どうやらもうお昼すぎだというのに寝ていたようだ。
こっちだってたまにはゴロゴロしたいよ😭


彼がきた。
オーナーとけんかをしても仕方がないので、
はじめに、昨日は怒鳴ったりしてごめんねと謝る。

それからフロアの独立自治について提案した。
そのことについて彼はあまり乗り気ではないようだった。

最後に、スタッフの給料のことについて話しを始めると、
「給料の話はなしだ」
「え?」この前、給料のシステムについて自分からゆーてきたやんけ。

追求する。
彼は鬱陶しそうに「これ以上給料の話をするなら出て言ってくれ」と一言。カチンときたが、激情はしない。さらに冷ややかに追求する。


ホテルオーナー「”カイトがお世話になっている方”と話がしたい」
カイト「・・・わかりましたそこまでいうなら。」
どっちが正しいかなんて火を見るより明らかだ。

が、”本当の意味”で正しくないのは自分の方だったということをこの時はまだわかっていなかった。

to be continued…

P.S.
今日のお昼はスタッフと同じものを裏方で一緒に食べた。
メニューに載っているものではなく、残り物で作ったスペシャルブレンドカレーだ。
辛い😵
しかもあっつい❗️(”暑い”の方です。)
東京はもう寒いそうですね。こっちは昼間めちゃめちゃ暑い☀️💦
ラオスに来ようと考えている方、半袖半ズボンで十分ですよ🙄

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