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『ホークス3軍はなぜ成功したのか?』 喜瀬雅則

2011年から2020年までの10年間に5回のリーグ優勝を達成し、その全てで日本シリーズを制し、日本一に輝いている福岡ソフトバンクホークス。

近年の躍進の要因となっているのが、王貞治氏の球団取締役会長への就任であり、育成選手の出場機会を大幅に増やした「3軍制」の育成システムである。

2軍・3軍のホームグラウンドである「HAWKSベースボールパーク筑後」が建設された経緯、そして日本シリーズでも活躍した育成上がりの選手6名(千賀滉大、甲斐拓也、牧原大成、石川柊太、周東佑京、大竹耕太郎)の、ドラフトで獲得したいきさつから、育成選手時代のエピソードなど、多岐にわたる徹底的な取材によって、ホークスの3軍制がいかにして成功したのかという秘密が解き明かされている。

今でこそ各球団で当たり前になりつつある育成システムであるが、今後どう発展していくのか注目したい。

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