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旅の記憶 1995春 上海の街角にて


29年前の春
僕は上海にいた

上海の街を歩く
南京路などの中心街は
人で溢れかえり
日本と変わらぬ近代的な雰囲気だったが
一歩裏路地に入ると
そこは時代が変わったかのように
ノスタルジックな世界があった


煮卵を売るおばさん


街のあちこちに
露天というには小さい
こんな感じの物売りの人がいた


一日にどれくらいの売り上げなんだろうと不思議に思った


大通りにはマクドナルドや
立派な店がまえの
レストランが立ち並んでいたが
ここは昔の時間がそのままのようで
価格も卵一つ5角だった


地元に人はよく利用していた


中国の通貨は 
言わずと知れた 元
角というのは元の10分の1の単位で
ほとんど使うことはなかったけれど
その5角というのが煮卵一個の値段だった


新旧の建物と同じように新旧の暮らしが混ざり合った街 上海


ちなみに、5角の下には
さらにその10分の1の
分という通貨の単位があったが
これに至っては、両替の時にもらうだけで
旅行中ただの一度も使うことはなかった



当時の中国通貨 本当は国外持出し禁止


当時の中国のお金
使いきれずに今も持っている

上から1元札2元札5元札
コインが5角で
小さな子供銀行の
紙幣みたいなのが1分だ

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