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No1「知識」を「知恵」に変える読書術   #A13 -ロジラテ思考読書術-

ビジネス書を読んで「ああ なるほど。。これは役に立つな」と思っても、いざ実践となると難しいと思いませんか?

理由は色々ありますが、大体以下の二つがその理由ではないでしょうか?

ひとつ目は、学んだことを忘れてしまうから。
二つ目は、「知識」が「知恵」になるまで実践していないから。

知恵とは、学んだことを頭や体が勝手に動くまで実践し、自分のモノにできた状態を言います。

これからお話するテーマは、「知識」を「知恵」に変える読書術です。

1.本の「知識」は点情報。点と点を繋げると「知恵」になります

「これは役に立つ」、「これは勉強になる」、「ほぉ これは納得!」と思ったところがあったら、アンダーラインを引いたり付箋紙を貼りますよね。

しかし多くの場合、アンダーラインを引いて終わり。
「役立つなぁ。。共感できるなぁ。。」という印象だけが残り、あとで実践できる情報として記憶できていないのではないでしょうか?

では何故、実践できる情報として記憶できないのか?

たとえば、何度も音読しながら書いて暗記した英単語は、すぐ忘れてしまいます。

それとは逆に、ひとつの英単語でも起承転結の線で繋がった情報であれば、ストーリーの中に埋め込まれた言葉として、容易に思い出すことができます。

つまり、点の情報をストーリーにすることで「知識」が「知恵」に変わり、使える情報として高めることができるのです。

ビジネス本の読書も全く同じ事がいえます。

2.本を読みながら「知恵」になりそうな「知識」を見極める

そもそもなぜアンダーラインを引くのでしょうか?
役に立つから?   勉強になるから?  共感できるから?

でもどんなに役立つ情報でも、その情報の流れ(コンテキスト)を理解しなくては、役に立つ知識として身につけることはできません。

私は役に立つ情報が見つかったら、以下のように色分けしてアンダーラインを引くようにしています。

何があったのか      赤ライン
何故それが起こったのか? 青ライン
何をしたのか?      黄色ライン
どうなったのか?     オレンジライン

勘の良い方ならお分かりだと思います。
そうなんです。これ。。。起承転結なんです。
つまり役立つ知識を起承転結のストーリーとして覚えてしまうんです。

これをするだけで、本の理解が相当上がります。
読み返ししたとき、「あぁ 私はこういう視点で、ここに注目してたんだ!」と思い出すこともできます。

まるで静止画を動画にするようなイメージです。

3.知識を知恵に変えるコツを教えます。

知識を知恵にするには、とにかく知識を実践するしかありません。

しかも、その知識をタイムリーに思い出せなければ実践するチャンスを逃すことになります。

これからお話する方法は、ちょっと面倒くさい作業と映るかも知れません。
しかし、この方法をやっていくと驚くほど「知識」を「知恵」に変えることができるようになります。

1)本にアンダーライン(マーカー)を入れる
先ほどお話しした通り、役に立つと思われた部分があったら、その前後の文章を読み返し、赤ライン、青ライン、黄色ライン、オレンジラインに色分けします。

2)読書後、レポーティングする

さらに理解を深め、実践するとき必要な知識を瞬時にピックアップする方法を説明します。

本にマーカーした部分を抜粋して、下の図のようなレポートを作ります。
①A4を3つに区切る
②1番目と2番目の枠にマーカーした部分の要約を「何が」「何故」「何を」「結果」の4つの順で抜粋していく
③3番目の枠は、「知らない言葉」、「新しい言葉」の意味をメモする
記憶を呼び起こすキーワードにマーカーペンで塗る。

読者は「これ。。。面倒だなぁ」と思われたのではないでしょうか?
でも、このレポートがあればサッと眺めるだけで、必要な知識が瞬時に思い出せるようになります。
※400ページの本なら、2~3時間ほどでレポーティングできます。

とくにキーワードにマーカーをしておくと、大きな問題に直面したとき、貴方の灯台となって必要な知識を容易に見つけることができます。

まずは、一冊試してみて下さい! 必ず成果が上がります。

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