【小牧幸助文学賞】20字小説応募作品集(叫び)
「小牧幸助文学賞」に応募させて頂きますね(^^)
よろしくお願いいたします。
【叫び】
いつだって叫びたい!そんな思いがあった。
思いっきり声を出したくてもできなかった。
ムンクは魂を解剖し、何かに怯えて叫んだ。
自然を貫く果てしない叫びそれは幻聴なの?
そんな気持ちを文字に乗せて怯え!叫んだ!
あっそうか。ザイルが・・・切れてたんだ。
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ。
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ。
オオオオオオオオオオオオオオオオオアア。
アアアアアアアアアアアアアアアアアアア。
ア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アァッ!アァァァァアオ!!!!!!!!!
オエ”ッ……エ”ッ……、あ”ー…………。
ア、アー……ア、アー……ア、アー…幻覚?
いってらっしゃい。傘失くさないようにね。
「≪荒涼として荒涼と荒涼たり≫それは旅行に出たあとの僕のひとつの口癖となっていた。」(「叫び声」(講談社文芸文庫)大江健三郎(著)から引用)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?