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感染症下、誰が一番辛いのか

私が読んでいる新聞読者投稿欄では、月1回以上といってもいいぐらい、大学生が辛い現状を訴える記事がある。つい最近みた記事は、連日オンライン授業のため、一人パソコンの前にいる、楽しみにしていたイベントは軒並み中止、友達とも会えない。それなのに若者が感染を拡大させているように言われる。私のように、要求に従い、2度とない貴重な青春を奪われている大学生が多くいることを知ってほしい、そんな内容だった。

中学、高校生からの投稿も見る。覚えているのは中学生で、楽しみにしていた〜への2泊3日の林間(修学だったかもしれない)学校がなくなった、でもかわりに近場で1泊することになり、楽しみにしていたのに、感染症拡大により中止のお知らせがきた。去年も運動会や遠足など全て中止で悲しい、でも〜(内容は忘れたが、おそらくオリンピックへの批判、もしくは将来への希望だったと思う)

たまに小学生からもある。やはり行事が中止になる無念、ただ彼らは、中止だけど、私は○○をしようと思う、感染症対策をしっかり続けたい、など、前向きな終わり方が多い。親の添削が入っている可能性もあるが、この前向きさは、割合本心な気がする。

介護施設に入っている高齢の親に会えない、久々に会ったら私のことが分からなくなっていたようだ、次はいつ会えるのか等、中年世代の子どもからの切実な投稿も見る。

よく覚えているのは、反対に高齢の親が息子に会えない、生きているうちにあと何回会えるのかと、訴えていた記事だ。

50代の息子さんは、障がいがあるため施設に入所していて、今までは土日だけ自宅に戻り、一緒に外出するなど、楽しい時間を過ごしていた。感染症蔓延してからは、それがなくなってしまった。夫婦とも80代で元気な身体で息子に会えるのも一体いつまでか、感染対策も大事だが、何とかならないか。そんな内容だった。

他にも小学生の子を持つ親が、子ども時代にするべき体験の機会が奪われていると訴えたり、投稿ではないが、ネット上では妊婦や産後の母の孤独の記事も見る。母親学級もなく知り合いができない、立ち会いも禁止、産後手伝いにくるはずだった母親を呼べず、慣れない育児で疲弊する、特に一人目を出産した方に多いそうだ。確かにあの数カ月を、一人で乗り切ろうとするのは、精神的にも辛いかもしれない。

一体、誰が一番切実で、辛いのだろう。2度とない青春を奪われたという大学生なのか、青春というなら高校生、もっといえば中学生も入るかもしれない。いやいや、やはり命の終わりが見えている世代や人の方が、切実なのか。

比らべれないが、私はどれにも当てはまらない。小学生、幼児を持つ親ではあるが、5歳の下の子は、以前の記憶があまりないから、今の不自由さをあまり分かってない。マスクを常に気にするようになったのは、親としは少し切ない。

7歳の上の子は、感染症前の記憶がある。デイキャンプに行きたかった、など思い出したように訴えることもある。でも、そこまで悲壮感はないというか、先日は公園でバッタを取って大喜び。夜、公園に逃してあげたため、明日雨でもバッタを取りに行くつもりでいる。私は朝、大きな飼育箱を買う約束をしている。

はやく寝なきゃ。おやすみない。

下の写真は、木曜日に取ったバッタ。「ペットボトルだと狭いからかわいそうだよ」と何度か伝えたら、ようやく納得してくれ、その日の夜、マンションの公園に逃した。2枚目の下の方に、小さいのもいる。全部で2匹。

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