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Amazon最先端の技術 要約

1. amazonについて書いてある!!
この本の印象をざっくりとお話をするとamazonについての企業報告レポートのように事実を積み重ねて書いてあると同時に成毛さんの考察も付加されている
これがなかなか例えのスパイスも効いていて読み応えのある本
 
2.どんな人に向け?この1社さえ知ればいい
タイトルにもあるように「この1社さえ知ればいい」というくらい amazonの取り扱い説明書のように書いてあるので、セミナーでも話していたけどこれは経営者に是非とも読んでほしい一冊でこれから起業を考える人にもオススメの一冊!
なぜならば、経営者や起業家が一々様々な企業にサービスの提案をして見積もりをとるよりも amazonがクラウドなどですでにサービスを展開していてそれを利用した方がはるかにコストを下げられるからである。ゆえに amazonがどのようなビジネスモデルで何をサービスで提供しているかなどを知ることができるためだ

3.どんな本か?(概要)
 amazonについての企業報告書、取り扱い説明書などと上記には記載したがまさにそんな内容となっている。
 amazonが今の社会、生活の中でどのように使われていたり、生活を変化させたのか。
また、 amazonのビジネスモデルや会社の姿勢、財務体制の他者との比較、組織やテクノロジー、その未来をどう見据えているかなど成毛さんの考察も添えられて淡々と事実を数字や表なども挿入して書き上げている。
この淡々というのはセミナーで話していたのだが、刺激的な言葉などでタイトルなど煽ることが多い今なので、事実を淡々と積み重ねてどうこれについて考えますか?という、池上彰方式にしていると本人は話していました

 4.この本の『僕』の一番のキモは「CCC」の使い方とキャッシュフロー経営、AWS
amazonの最先端の経営戦略とこの本では謳っているがそもそもこのビジネスモデルはベゾスは当初から変えていないということだから、これが最先端というのが正しいのかただ時代が追いついてきたのかはわからないがそれはこれから判断されることだろう
キャッシュフロー経営は amazonはやっているがそもそも日本の企業はこれに無頓着だったらしくつい最近までその記載の義務も任意だったということで驚く
また、CCC「キャッシュ・コンバージョン・サイクル」、これは仕入れた商品を販売し何日で現金化されるかを示したものでこの数値が小さければ小さいほど手元に長い時間キャッシュを持つことができるのだ
このCCCをマイナスに大きく持っているのが amazonでこれに一役買っているのが、 amazon以外の業者も出品できるシステムのマーケットプレイスではないかと成毛さんは考えを述べている。
また、 amazonの一番の稼ぎ頭はAWSというクラウドサービスで小売業ではない。
これは他社と比較しても頭一つ分飛び抜けているくらい伸びていて、まだ決まってはいないがアメリカ国防省のシステムを一括で担うのではないかと今は言われいる。

5.そもそもこれを書いた人ってどんな人?
この本を書かれた人がそもそも知らないという人もいるかと思うので一言でいうと、「元日本マイクロソフト会社の社長」である。
マイクロソフトとというとそれすらも知らない若者がいまいるとセミナーでも話していたので補足をするとwindowsを作った会社のことである
今やその知名度はアップルとは乖離しはじめているが今は徐々にまた戻りつつあるという。
そして、今は様々な著書を執筆されたり、HONZという書評のサイトを立ち上げたりしている方です。

6.最後に
この本に書いてある通り amazonの今投資しているもの、これから投資するものを見ているとその先の未来が少し覗くことがきる。
それゆえ、経営者、起業家、 amazonを使っている人や買い物をしたことがある人にも是非一度読んでいただきたい一冊です!