社員A 個人ヘッジファンド編♯23: 「ETF vs. ETN」 <ー どういう意味?

こないだ米国人若者の投資スタイルの番組を見ていたところ、結局ETFにたどり着いたとか...

さ~ぁ、日本の場合はどうなんでしょうね。

とりあえず、中身をご紹介します。

「ETF vs. ETN」は似ていますが、微妙に違います。

ETF(Exchange-Traded Fund)とETN(Exchange-Traded Note)は、両方とも取引所で売買される金融商品ですが、以下にそれぞれの特徴と違いを説明します。

  1. ETF(Exchange-Traded Fund):

    • ETFは、投資家が株式市場で購入および売却できる投資ファンドです。

    • ETFは、複数の資産(株式、債券、コモディティ、インデックスなど)からなるポートフォリオを追跡するために設計されています。

    • ETFの価格は、基礎となるポートフォリオの資産価値に基づいて定期的に計算されます。

    • ETFは、株式市場での売買によって価格が決定され、市場価格と基礎資産の価格との間にプレミアムやディスカウントが生じることがあります。

    • ETFは一般的に透明性が高く、基礎資産の組成や日次のポートフォリオの公開情報が利用可能です。

  2. ETN(Exchange-Traded Note):

    • ETNは、債券に似た形式の金融商品であり、投資家が取引所で購入および売却できます。

    • ETNは、特定の指数、商品、通貨、金利などのパフォーマンスを追跡するために設計された債券です。

    • ETNの価格は、基礎となる指数や資産のパフォーマンスに基づいて計算されます。

    • ETNは、発行者(通常は金融機関)の信用リスクにさらされます。つまり、発行者がデフォルトした場合、投資家は損失を被る可能性があります。

    • ETNは、基礎資産のパフォーマンスを追跡するだけでなく、追加の戦略要素(レバレッジ、逆指数など)を組み込むこともあります。

    • ETNは、発行者が提供する情報に依存するため、透明性がETFほど高くない場合があります。

要約すると、ETFは投資ファンドであり、株式市場での取引が行われる一方、ETNは債券の形式を取り、基礎資産のパフォーマンスを追跡する金融商品です。ETFは透明性が高く、基礎資産の組成が公開されますが、ETNは発行者の信用リスクに晒される可能性があり、透明性はETFに比べて低い場合があります。投資家は、自身の投資目的とリスク許容度に基づいて、ETFとETNの特徴を比較し、適切な選択を行う必要があります。ただし、投資に関する具体的な助言を求める場合は、金融専門家に相談することをおすすめします。

ま~ 参入するときには考えてられませんけどね~ そもそも原油先物のベア(売り)をしようとするとETNの「証券番号:2039」しかありません(笑)。

参考ですが、原油のETNは劇薬で、ETN 2038など、2023年5月22日午前中は瞬間風速で以上も4%も落ちました。FXよりは、緩やかですが一般の方なら恐らくメンタルが耐えられません。

ま、各自の考え方ですね。

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