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リハビリ実習の現状はかなりマズイ?

現在、実習指導にあたるSVは、5年以上の臨床経験にプラスして、丸2日かけての臨床実習指導者講習会を受ける必要があります。

講習会を受けた人なら分かると思いますが、
✅ 学生にストレスを掛けてはダメだ!
✅ どうしたら学生のためになるか!

こんな内容ばかりなんですよね。

ひと昔前なら、リハビリ実習は死ぬほどツライ、キツイ!というイメージでしたが、今はどうでしょう?


実習指導者への縛り

17時ぴったりには着替えて帰らせなくてはいけない、時間外の課題を与えてはいけない、叱責してはいけない…。

実習には、こんな縛りがたくさん付きました。

その結果、臨床の現場で起きていることは「学生を放置すること」なんですよね…。


現場で起きていること

ちょっとベッドサイド行ってくるから、

・そこでデイリーでも書いておいて!
・パソコンで作業してていいよ!
・17時になったら勝手に帰ってね!

こんな感じで学生の相手をせず、とにかく放置されてしまうんですよね。

そりゃそうだ!

だって、学生がストレスを感じてしまえば、全て実習指導者の責任になってしまうんだもん(パワハラ)。

自分でもそうするわ…。


予想される不利益

コロナもあるため、患者さんに触れる時間が圧倒的に短くなっています。

そのため、国試を突破したところで、4月からは全く動けない新人の出来上がりです。

最近、実習の受け入れに対し「新人に手が掛かるので学生は…」というお断りの理由が急増しています。

さて、不完全燃焼で実習から戻ってくる学生、長時間の講習を受けてリスキーな学生を指導するSV。

一体、誰が得をしているのでしょうか…。


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