見出し画像

【サッカーで学ぶ地理】イタリアの工業とセリエA

イタリア工業の中心は、ミラノ、トリノ、ジェノヴァからなる「工業の三角地帯」ですが、いずれもセリエAの名門クラブが本拠地を置いています。

近年セリエAの優勝争いを繰り広げるミランとインテルは、ともにミラノに本拠地を置いています。ミラノは「ファッションの都」と呼ばれるだけありアパレル産業が盛んです。プラダ、ドルガバ、アルマーニなどのブランドがミラノで創業しました。

また、化学工業、自動車工業も盛んです。長年インテルのスポンサーを務めたピレリは、タイヤのメーカーです。アルファロメオのロゴに描かれている赤の十字は、ミランのエンブレムにも描かれているものと同じく、ミラノの紋章を表しています。

最多優勝を誇る強豪ユベントスは、トリノに本拠地を置いています。トリノでは自動車産業が盛んです。ユベントスのオーナーであるアニェッリ家は、フィアットやフェラーリも経営しています。

ジェノヴァは、造船業が盛んな港湾都市です。そのため、この街に本拠地を置くジェノアとサンプドリアのダービーは灯台ダービーと呼ばれています。

地理を知ることで、サッカーもより深く知ることができるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?