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肩をぐるぐる回し続けてみた

前回の記事 で足裏を揉み続けながら、今夏は毎朝散歩をしながらタオルを使って肩をひたすら回す、ということもしていました。
フェイスタオルのそれぞれの両端を手で持ち、体の前から後ろへと肩から腕をぐるんと回す動き。後ろに行った手は、続いて逆の動きで前に戻していく。以上。慣れてきたら、フェイスタオルを持つ幅を狭めていき、肩幅程度でぐるぐる回せるようになると、花丸。

極めてシンプルな動きだけど、やり始めたころわたしは両肘を伸ばしたまま肩を回すことが出来ず、四苦八苦。ようやく出来るようになっても、体の中でクーデターでも起こってんのか?と思うようなゴリゴリ音が肩から背中から聞こえてたまげ、それでも毎日少しずつ繰り返して前から後ろ、後ろから前と難なくできるようになった。

これを本格的にやり始めたきっかけが、このときの写真。

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家族旅行で二の腕を放っぽり出して沖縄そばをすするわたしを、斜め後ろのアングルから娘が撮ってくれた写真。なんなんだ、この逞しさ、のっぺり感は。と、愕然とした。

そもそも昨年の夏ぐらいから、自分の二の腕や腕の付け根の事情というか表情が明らかに変わってきたのを感じていた。ひと言で言えば、もっさりもったり。重たくて拗ねたような表情のおばちゃんのよう。
大体が大きく動かされなくなって、どうせわたしなんて、という気持ちが肩回りに張り付いてるように見えて仕方なかった。
(これが重たく下がると多くの中年女性を悩ませる「ブラのはみ出し肉」に繋がっていくわけですよね)


ぐるぐる大きく動かすことを習慣にするべく、朝の散歩にフェイスタオルを持っていくことにし、早朝人気が少ないのをいいことに、歩きながらタオルを持ちながら腕をぐるんぐるんと回すわたし。
早朝散歩のご老人にはさぞ脅威だったんじゃないかと思うけど、決して害は与えませんし悪しからず、と今夏ひたすら回し続けてきた。

1カ月もすると肩甲骨周りが目覚めてきたおかげで上がり過ぎていた肩が下がってきたし、ときどきあった右肩の痛みも取れ、ヨガをするときも肩甲骨が目覚めたらアーサナの感覚はこれほど変わるのかと驚き、そしてここ2年ほどで勝手にドルマンスリーブ化していた二の腕が大分スッキリし、と感じられた効果は多々。


そうして、足裏のときと同様、体の変化と共に気持ちの変化として感じたことがひとつ。

肩甲骨が動き出すことで、長らく停滞していた自分の行動を前に倒そうと思えたこと。

肩甲骨って、羽なんだな、と思った。人生を前に、上に羽ばたかせるための。

以前整体を学びに行っていたときに、
「脊椎動物である以上、背骨が動いて初めて人生が動く」と教えてもらったことがあったけれど、背骨が動いて人生が動くのであれば、肩甲骨が動いてはじめて人生を前進させられるのかもしれないな、と感じている。

定期レッスンを再開しようと思えたのも、毎朝肩をぐるんぐるんと回してこり固まっていた羽を目覚めさせたことがきっかけのひとつ。
再開を決心しても、なかなか思うようにいかないことも多いけれど
でも、羽が生えたわたしはきっと大丈夫。根拠はどこにもないけれど、そんなことを思いながら新たなレッスンに気持ちを向けています。


年齢を重ね停滞しがちな状況を打破していくために、体から変えていく。
これって、ひとつの方法だとわたしは思っています。
そのときどきの体の状況は、そのひととなりだから。


ちなみに、最近はヒップ周りのケアをすべく仙骨辺りの癒着を剥がしながら腰を振る、というケアをしていますが(とてもひとに見せられたものではない恰好ですけど)、先日徐々に柔らかく、動きやすくなってきた腰回りを感じながら「女性性の解放」というキーワードが浮かびました。

と、同時に、おじさんアピールをしがちな女性や、女性性を前面に押し出すひとに嫌悪感を感じやすい女性って、この骨盤周りを硬くしているひとが多いんじゃないかな、とふと感じた次第です。

あくまでわたしの見解ですけど、自身の硬かった部分を解放せんとケアして感じていること。この辺りも自身の心境の変化と共に引き続き検証していきたいなと思っています。
(良かったら、一緒に検証してくれるひといないかな。案外体を硬くすることで、本来の自分の欲求に蓋をしているだけなのかもしれませんよね。)



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