Asako

ヨガインストラクター兼セラピスト。3年前に会社員生活を送る日々に限界を感じヨガの世界に…

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ヨガインストラクター兼セラピスト。3年前に会社員生活を送る日々に限界を感じヨガの世界に。 ただ美ボディを求めて始めたヨガや整体が、実はこれまでガチガチに硬くしんどくなっていた自分の体と心を解放するためのものだと最近気付きました。 中学生の長男、小学生の次男・娘の3人の母の一面も。

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マインドフルネスな朝食を

きっかけは、1冊の本だった。 本屋さんで平積みされていた、「今」このときに集中する=マインドフルネスを体感するためのワークを紹介した本。ちょうど数日前に、「今」に集中できない自分に気付くきっかけがあったわたしは思わず手に取っていた。 とある朝、晩ごはんの準備を前倒しでしていたときのこと。その日のメニューのハヤシライスを仕込み終わったら、ひと息つこうと思っていたはずなのに、ついでに翌日のお弁当用のフライに衣をつけ始める自分がいた。フライ作りが終わるとお米を研ぎ……こなすべき家

    • そのマスク、いつまでするの?

      コロナ禍を表すもの、と言えば何だろうか? この3年ほどのコロナ禍で、これまで馴染みのなかったキーワードが数々登場し、それが気付いたら生活の中で頻繁に使用されるようになった。緊急事態宣言、PCR検査、ソーシャルディスタンス、三密回避……なんて言葉たちはそれらを代表するものだと思う。一方、これまでも存在はしていたけれど、こんなに日々目にすることになろうとは、というものがマスクではないだろうか。 3年前の冬の終わり、新型のコロナウィルスが中国の武漢で発生し、それは未知ゆえにそれ

      • 伊藤珈琲豆販売所

        「僕ね、もともとシェフだったんです」 愛知県の実家に帰省した折、兄の知人がコーヒー豆のお店を始めたらしい、と義姉が買ってきたばかりの豆でコーヒーを淹れてくれた。 いつも通り実家の使い込まれたコーヒーメーカーで淹れたはずのそのコーヒーがあまりに美味しくて、翌日京都へ戻る前にお店に行ってみることにした。 もともと深煎りの、しっかり濃い目のコーヒーが好みのわたし。以前と比べて京都でも、コーヒー豆にこだわりを持つコーヒー屋さんが増え、美味しいコーヒーを口にする機会が俄然増えた。好

        • さよなら、カロリー信仰

          「で、これって何kcalなんだろ?」 深夜のコンビニ、スイーツ売り場の前で物色するわたし。夕食はしっかり食べたのに、食後に甘いものが欲しくなり近所のコンビニまで散歩に来た。家を出たときはベイクドチーズケーキか生クリームの載ったパフェか、何かコッテリしたものを頭に浮かべながらコンビニまで来たのだけど、いざコンビニの棚の前に来て少し気分が萎えていくのが分かる。 最初に欲していたチーズケーキを手に取り、まず見るのは裏側に記載されている栄養成分表。そう、知りたいのはこのチーズケー

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          お肉屋のおじさん

          「あぁ、奥さん。いらっしゃい」 京都に大寒波が襲った夕方、あまりの寒さに今晩はおでんにしよう、と近所のお肉屋さんに行ったその日も、おじさんはわたしの顔を見るなり笑顔になってそう出迎えてくれた。 最近の度を越した寒さをボヤき合い、だから今晩はこの牛すじでおでんにしようと思う、なんて会話をおじさんと交わした。「今晩もさらに寒くなるみたいだから、おじさんも気を付けて」という別れ際の挨拶に、「ありがとう、また」と、返してくれた。 そのおじさんが営む近所のお肉屋さんは家から数百メー

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          酵素風呂で、糠漬け体験

          寒い…… 数十年ぶりと言われた今年の大寒波、ここ数日の寒さは分厚い靴下やホッカイロで必死に防寒しても冷え性のわたしには今ひとつ効果を発揮してくれず。おまけに襲ってきた今年の光熱費の高騰、ひとりでガスヒーターにあたるのも贅沢な気がして罪悪感すら感じるのに、寒いからヒーター前から動けないもどかしさ。寒さで体が力み、全身の巡りが悪くなっているのが肩こりや顔色の悪さにも見て取れる。寒いってこんなにやる気が削がれるのか、そう思うほど動くのが億劫になっているのをここ最近感じていた。

          酵素風呂で、糠漬け体験

          反抗期に関する考察

          「お兄ちゃんが明日いないの、寂しいなあ。スキー行くの、やめればいいのに」 末娘が先週末の夜、そう呟いたのに思わず耳を疑った。長男、次男、娘の3人兄妹の我が子たち。ここ最近、兄の在宅に困惑はしても不在を残念がることなどなかった9歳の娘が、15歳の長男に対してそんな発言が出るとは思いもしなかったから。 驚いた母の表情を見て娘が、 「前まではお兄ちゃん怖かったけどな、最近優しくなったしいっぱい遊んでくれんねん。だから、お兄ちゃん居ないの寂しい」と言う。 確かに今冬あたりから

          反抗期に関する考察

          農家の娘として、いま出来ること

          「田んぼは先祖から引き継いだ不良資産なんだ。」 3年前の夏、実家の両親と話していたとき、父が苦しげにそうこぼした。 愛知県にある私の実家では、先祖から引き継いだ田んぼで自家消費+αの米作りを行っている。70代後半の父を主な労働力に、母や兄夫婦が手伝うかたちでの家内兼業農家だ。日々の食卓に上るお米はすべて実家からもらって賄っている我が家も、米作りの二大年中行事である田植えと稲刈りにイベント気分で手伝いに行くのみで、結婚して十数年の間ずっと傍観のスタンスを貫いてきた。 という

          農家の娘として、いま出来ること

          肌からひとつ、自由を得た話

          「え?化粧水すらつけないの?」 基礎化粧品を手放したと言うと、大体目を丸くしてそう聞かれる。ファンデーションや美容液を使っていない、ならまだしも化粧水ぐらいは使うんでしょ?という内の声が聞こえてくるかのように、多くの女性はそう聞いてくる。 2年前から、基礎化粧品の一切をやめた。男性には分かりづらいかもしれないけれど化粧をし始めるころ、あるいはもう少し早くから多くの女性は朝晩の洗顔と共に化粧水、乳液やクリームといった肌を守る「基礎化粧品」を使い始める。わたし自身も高校生の頃

          肌からひとつ、自由を得た話

          サンタファンタジーを卒業した君へ

          サンタクロースって何歳まで信じていただろうか。 わたし自身の記憶を紐解いてみると、8~9歳の頃にはサンタクロースの正体に気付いていた。3人兄妹の末っ子、少し歳の離れた兄姉がいたわたしは比較的ませた子どもで、周りの友人がまだサンタクロースの存在を信じている様子を少し醒めた目で見ていたように思う。 毎年変わらず枕元に置かれるお菓子の詰まったブーツをそろそろ違うものにリニューアルしてくれたらいいのにと思いながら、でも毎年欠かさず置いてくれる両親の気持ちを思うと口には出せなかった覚

          サンタファンタジーを卒業した君へ

          冬の朝とベッドとわたし

          朝5:50、きっかり。 わたしの枕元の目覚まし時計から「ピピピピピピ……」と音が鳴る。 体って面白い、前夜にどれほど早く寝ても、逆にどんなに夜更かししていても、大体いつも起きる時間近くになると自然と熟睡状態から微睡み、夢と現を彷徨うような状態になってる。だから、小さく少し控えめなピピピ音にもきっちり反応して、あぁ、今日もこの時間が来てしまったな、と思う。 夏場であれば、この目覚まし音を止め、寝たまま一度思いきり伸びをしてからさっと起き上がれる。よっしゃ、さっさと着替えて顔

          冬の朝とベッドとわたし

          書くこと、見えてきたこと

          今月からライティングのゼミに通いはじめた。以前から度々Facebook広告に表れてきた、書店で開催されている物書きのための勉強会。ライター養成講座らしい体だけど、なぜか「人生が変わる」というキャッチフレーズ付き。でもまぁ、センセーショナルな表現で人を呼ぶための宣伝文句だろう、というのがそのゼミに対する初見の認識だった。 それでもなぜ申し込みを決めたのかと言えば、理由はざっくり2つ。ひとつに、連載を始めて半年の「妄想あさこ食堂」というコラムをよりブラッシュアップしていきたいと

          書くこと、見えてきたこと

          母、旅に出る

          今週、金沢に行ってきた。今夏の沖縄旅に引き続き、姉のワ―ケーションに乗っかる二度目の旅。 来週金沢出張なんだよね、良かったら来る?という姉の言葉に心身が疼いた。そろそろ旅に出たい、という以上にそろそろ自分を半径3キロ以内の生活から解放したい、そんな気持ちだった。 主婦という立場ゆえ、3人の子どもたちをはじめ家族を中心に時間と労力を費やす生活が今のわたしのスタンダード。そんな何でもない日常が日々続くことは、小さくともきっと一番の幸せ。でもね、そんな日々が当たり前になっていく

          母、旅に出る

          実家、自分の原点について

          週末は、次男と娘と一緒に夏以来の実家帰省。 両親は久しぶりに次男と娘と一緒に食卓が囲めることが本当にうれしそうだった。 父が作った野菜を使って、母が作って待っていてくれた晩ごはん。昔から変わらない家のごはん、体に馴染む味。しみじみ美味しい。 昨年から、実家のお米をわたしの周りの方々にお譲りすることを始めた。今回は、今年も受け取ってくださる方々のお米の出荷作業を手伝いに。 蔵の中でお米を袋詰めしてゆく。面白みのない作業も、次男や娘が参加してくれたら一気に父の気持ちが華や

          実家、自分の原点について

          11/11の徒然

          あさこ食堂やりますね、との3日前の無茶な告知にご都合合う方がおらず、すっぽり空いた先週金曜日。 11/11、気持ちのいい晴天だよ。 こんな素晴らしい日に二日酔いで死んでる旦那さんを尻目に、ひとりぶらっとサイクリングへ。 紅葉がそろそろ見ごろかなと東福寺に向かうも、途中にあった三十三間堂に寄り道。するも、あまりに広いので入り口手前の小ぶりなお寺で紅葉狩り。 もう、いいや。広過ぎる三十三間堂に入るのは断念して次なる目的地、梅香堂さんへ。 京都に引っ越してきてすぐ、20年前に

          11/11の徒然

          出張あさこ食堂

          今週はじめての、出張あさこ食堂を開催しました。 妄想あさこ食堂で毎月、妄想世界でのおもてなしをしてきたけれど、 そして遊びにきてくれた友人にごはんを振る舞うことは度々してきれたけれど。 リアルなあさこ食堂、ずっとやりたいと思ってきたのに、最後の決め手となる自信が持てぬままチキンなわたしはずっと腰が引けたままだった。 そこに、わたし自身が産後のベビーマッサージ教室でお世話になったみっちさんが声をかけてくれた。赤ちゃん連れのママさんたち、コロナ禍で外でのランチすらままならない

          出張あさこ食堂