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ともかくも あなた任せの 年の暮れ

2023.12.27 (水曜日)  toward year's end 


小林一茶の句を借りた。
今回のタイトルの話だ。
「あなた任せ」というところがいい。
小林一茶の言う「あなた」とは、阿弥陀如来様のことを指しているらしいのだが、私はまた違う意味でこれを書いた。
私の思う「あなた」というのは、もうすべての人に向けたの「あなた」だ。
それぞれがそれぞれの方法でそれぞれのことを成していっていいんじゃないかという思いだ。
クリスマスにしろ、大晦日にしろ、お正月にしろ、どうすることが正解ではなく、あなた好みでお好きなように…なのだ。
世の流れに逆らうと、何かと嫌味を言いたい人は大勢いるが、もうそんな時代ではないのだと自分にも言い聞かせるべくここに書いている。
まぁ、そんなところだ。
それにしても、街を歩いていると「あれっ?」と思うことがある。
いつも乗る電車の客層が違う、街を行き交う人の歩幅が違う、みんなたくさんの荷物を持っている…
スーパーでは、ポチ袋の売り場を探しているご老人がいる。
やっぱりあなた任せといっても、年末の情景はそれほど変わらないものだ。

私の住むマンションの庭にある寒椿に花がついた。
私はこの花がものすごく好きだ。
香りのない花らしいが、香りがないからだろうかものすごい存在感と色気を醸し出している。ポトリと落ちるところも潔くていい。
ひとつ咲いて落ちて、またひとつ咲いてまた落ちて…
マンションの玄関なんてなんの魅力もないが、この花のおかげで冬の間は楽しめそうだ。
昨日は5輪ほどだったが、今日はその倍くらい咲いていた。
この花びらに雪でも積もればなおいいが、大阪市内でそれを望むのは無理な話で、今日はまた暖かくて、30日頃は16度の予報が出ている。
この寒椿が朽ちてしまわなければいいが。

暖かいといえど風邪はひくもので、どうか皆様ご自愛なさってください。
でないと美味しいご飯も美味しい酒も飲めなくなるからね。
それでは、それぞれの方法で年の暮れを走り抜けましょうぞ。

お忙しいでしょ?




読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。