マッチングアプリで出会ったガールズ。楽しくカオスな夜を過ごして。前編

ロンドンに引っ越して1ヶ月くらいの頃。生活にも慣れてそろそろ現地のお友達が欲しくなり始めたのがマッチングアプリ【Bumble】.
Bumbleは男女の出会いだけではなく、友達とビジネスの相手を探す機能も備わっている。
今回は BFF(Bumble For Friends)機能を使って、一緒にビールを楽しめる友達探しを始めた。

2,3日スワイプを繰り返しているうちに、ロシア人の女性とマッチ。
この女性とのマッチによって楽しく濃い1日を迎えることができた。

チャットで会話をしていると彼女と私の最寄り駅が被っていたので、翌週末の土曜夕方前に会うことになった。

私はチャットでの会話が本当に苦手なので、このスピード感はとてもありがたい。日本で使用していたマッチングアプリは専らDineだった。

3,4つパブの候補を送ると、彼女は全て行ったことがあるとのこと。そして全て男に関係する思い出が添えられていた。

なんだか面白そうな子だぞ…!!

その中でも、一番嫌な思い出があるパブを選んできた。楽しく飲んで嫌な思い出を塗り替えたいらしい。
任せてくれ!楽しく飲もう!

お店が決まり、会うのを楽しみにしていたが、どうやらご都合が芳しくないようで、4回ほど日程の再調整の連絡が来た。

半ニートの私は、時間にゆとりがあるので、あなたの都合に合わせるから金曜の昼までに予定を確定して教えて〜!と返事をした。

結果的に当初から予定していた土曜の夕方に決まった。
この時点では忙しいのかな?と気にしていなかったが、彼女のクセの強さが垣間見えていた事に後から気がついた。

いよいよ土曜、夕方。ワクワクしながらパブに向かった。
オンタイムでお店に到着。活気の溢れるパブで、比較的若めの層が多かった。入り口で到着した旨をメッセージするとすぐ彼女が私を見つけて声をかけてくれた。

ちょっとツンとした感じのロシアのお姉さん。青いシャツと白いパンツ姿がとても爽やかだった。

軽く挨拶を交わし、ビールをオーダー。20分ほど歩いた後だったので、喉越しの良いpale aleを注文。
満席だったので外の小さなベンチで乾杯。

エンタメ性の少ない私の話を終え、彼女のターンではイギリス生活、離婚や今までの男性事情を話してくれた。
彼女の総括では、遊ぶならイタリア&フランス人、結婚するならドイツ人らしい。
どこかの誰かも似たようなこと言ってた記憶。ドイツ人への信頼感が増した。

3,4杯目に突入したタイミングから、なんだかソワソワし出した彼女。スマホの画面を見る頻度が増えた。
何か用事ができたのだろうかと様子を伺っていると「今からWimbledonで友達と待ち合わせてるから移動しない?」と突然の提案が。

酒好きの酒弱女の脳はすでにビールに侵されていたので、何も考えずに「OK!!」と快諾。
むしろ1日で2人も友達できちゃうチャンスタイム!!とポジティブに捉えていた。

この時脳が正常に働いててWimbledonに行かなければ、カオスな夜に出会うことはなかったんだろう。




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