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【感想ではなく記録のための雑文】1月に観た映画8作品(2024/1/1~2024/1/31)

遅くなったけど、今年もやろうと思います。昨年からはじめた視聴した映画の記録です。
本を読むのは実はあまり得意ではないので、映画を観ようという流れです。
アマゾンプライムは月600円。月6本観たら元を取った気分になれます。最近はファーストガンダム(アムロが出るやつ)からの銀河英雄伝説にハマっており、とりあえずの元は取っている気がしています。
例によってアウトプットする準備は一切なく書いています。観てない人から見れば(観た人もかも)意味不明かもしれません。
どうぞすっ飛ばしてください。 


バッドトレジャー

2022年公開のアメリカ映画。アマゾンプライムで視聴。

スコット・イーストウッドとメル・ギブソンが共演したアクションアドベンチャー。一度キレたら止まらない元特殊部隊員の男“D”と、医師免許剥奪寸前の精神科医オルターウッドが、旧日本軍の財宝の謎に挑む姿を描く。共演は「ワイルド・スピード」シリーズのタイリース・ギブソン、「X-MEN」シリーズのファムケ・ヤンセン、「リアル・スティール」のケビン・デュランド。「ソウ5」のデビッド・ハックル監督がメガホンをとった。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2022/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2022」(2022年7月15日~8月11日)上映作品。

映画.comより

 反社会性パーソナリティ障害の元特殊工作員。殺人の罪だけど仮釈放中、という設定がまず日本ではないかも。島やお宝、旧日本軍とモチーフが魅力的ですが、若干わかりにくい。主人公に感情移入しにくいからだろうか。信頼している医師との会話とその電話をする状況はなかなかユーモラスでああ、上手いなと思う。なんか惜しい。原作があるタイプかと思ったけど、無いんですね。


松本清張 顔

新年早々テレビでやっていたのを録画していたので視聴。武井咲と後藤久美子のダブル主演。

今作で武井が演じるのは、音楽界を席巻する《覆面アーティスト》、井野聖良(いの・せいら)。美しい顔と歌声を持ちながら、聖良が「顔を出さないこと」を条件にアーティスト活動をするのには“ある理由”があったのです。それは、彼女が「殺人犯」だったから――。
 一方、殺人を犯した現場から立ち去る聖良を唯一目撃していた人物が、後藤演じる石岡弓子(いしおか・ゆみこ)。人権派の弁護士で、ある出来事をきっかけに聖良と再会することになります。
 殺人を犯した《覆面アーティスト》と、殺人犯を目撃した《弁護士》――2人が再び出会うとき、果たしてどんな物語が動き出すのか…? 二転三転していくスリリングな展開から目が離せなくなること必至! 後藤と武井が火花を散らす、女同士の極上のバトルにご期待ください!
 歌手としての成功を勝ち取った一方で、殺人を犯した過去との間で揺れ動く聖良、そして事件の唯一の目撃者であり、殺人犯を追い詰めていく弓子――。2人の美しき女優によって令和に甦る松本清張 不朽の名作『顔』。この冬最注目となるドラマが、2024年新春に誕生します!

公式HPより

武井咲さんが、透き通るような綺麗な声が印象的な歌姫になられていました。元の話を読んだことが無かったけど、元は短編、男性主人公で、デキ婚を迫られて殺害という似て非なる内容。そこから、脚本家浅野妙子により、犯人と目撃者、その子どもの関係性が追加され、現代にアレンジ。とても印象的で物悲しさを印象付ける。映画としてここに入れるつもりはなかったけど、面白かったので書いておきふます。元の筋を時代に合わせてさらに面白くするってかなりハイレベル。


侵入者たちの晩餐

1/3に放映されたブラッシュアップライフのスタッフによるテレビドラマ。録画していたのをみました。脚本はバカリズム。ネトフリ?やTVer?とかHuluでも観れるっぽい。きちんと確認してませんが。

とある年の瀬の夜、やり手の社長・奈津美(白石麻衣)が暮らす豪邸に侵入する三人の女・亜希子(菊地凛子)、恵(平岩紙)、香奈恵(吉田羊)。
時はさかのぼり1か月前、家事代行サービス会社で働く亜希子は、同僚の恵から社長の奈津美が脱税をしており、その自宅に大量の金を溜め込んでいるという噂を聞いていた。
常日頃から会社の方針や待遇に不満を抱いていた亜希子は、恵の友人の香奈恵とともに3人で社長の家に侵入し、そのタンス預金を盗み出すことに…。
奈津美の家に侵入した三人だったが、そこで予想外の出来事が次々と起こり…?
物語は二転三転し、驚きの結末が待ち受ける!
バカリズム脚本の、ドキドキと笑いにあふれる豪邸侵入系ヒューマン・サスペンス!
最後の晩餐もビックリの晩餐が幕を開ける――!

公式HPより

ブラッシュアップライフの方は見てないけど、こちらは面白かった。ちょっと前にリレー小説企画に参加させてもらいましたが、あんなイメージ。次から次へと新しいことや人が出てくる。まとめるのが大変だと思うけど綺麗に収まる。この辺の展開の広げ方と収め方がプロいところですね。


BD-明智探偵事務所

2018年の日本映画。アマゾンプライムで視聴。

ここは日本のどこか。現代なのか過去なのかも分からない不思議な世界で稀代の盗人・怪人二十面相とそれを追う名探偵・明智小五郎の攻防戦が繰り広げられていた。そんな世界にひっそりと門を構える「明智探偵事務所」。主人である明智は二十面相の始末に追われ長らく不在。留守を預かるのは、助手の小林芳雄と彼を慕う井上一郎、そして何故かいつも事務所にたむろしている花咲マユミ。そんな折、行方不明の娘の捜索を依頼しに、一人の母親がやってきた。明智の留守を理由に断ろうとするも、彼女の哀願に心を打たれた小林は明智の代わりに依頼を引き受けることに……。

公式HPより

明智先生も出るけど、メインは小林少年率いる少年探偵団の方の話。話のストーリーとかキャラとかはわるくないんだけど、何かイマイチ感がある。演技なのかな……。出てくる少年少女はアイドルとか歌手で売り出し中の方々っぽくて、どうもそういう人たちをピックアップするための映画っぽい。作品自体としては、案外アニメの方がしっくりきたのかもしれない。リアリティが足りないし。チンピラのアクションや、酔っ払いの描き方、ラスボスの動き、捕えられていた人たちが割と自由な状態などなど。下敷きにする乱歩の世界観が認知されている分、そういうところでマイナスなのは作品としてはもったいない。


メンズ・ランナー

元はアメリカの作家ジェームズ・ダジュナーが2009年に発表したヤングアダルト向けSFスリラー小説らしい。映画は2014年のアメリカ。アマゾンプライムで視聴。

アメリカで大ヒットを記録したジェームズ・ダシュナーのティーン向け小説をもとに、謎の巨大迷路に閉じ込められた若者たちの運命をスリリングに描いたサスペンススリラー。高い壁で囲まれたエリアに、記憶を失った1人の少年が姿を現す。そこには月に1回の頻度で彼と同じような若者が生活物資と共に送り込まれており、彼らはコミュニティを形成して暮らしていた。エリアの周囲には巨大な迷路があり、その謎を解明しなければ外界へ戻ることはできない。迷路の扉は夜になると閉ざされ、朝が来るまでに内部の構造が変化してしまう。若者たちは脱出を図るべく迷路の探索を続けるが……。キャストには「インターンシップ」のディラン・オブライエン、「17歳のエンディングノート」のカヤ・スコデラーリオ、「なんちゃって家族」のウィル・ポールターら若手注目株が集結。

映画.comより

メイズをランするパニック映画。ストーリーは面白くハラハラ感のある展開。富裕層の遊びかと思えば、わりとシリアスな背景設定で、その辺どうなん? と思っていたら、実は3部作。ディストピアですね。続き気になるからまた観ます。


メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮

2015年のアメリカ映画。前作から1年後には公開してるから、1作目の反応を観る前に作りはじめてるんでしょうね。アマゾンプライムで視聴。

ジェームズ・ダシュナーのティーン向け小説を基に、謎の巨大迷路に閉じ込められた若者たちの戦いを描いたサスペンスアクション「メイズ・ランナー」のシリーズ第2作。苦闘の末にようやく迷路の出口にたどり着いたトーマスたち。ところが、彼らを迷宮に送り込んだ謎の巨大組織は、さらに過酷な運命を突きつける。迷路の外に出たトーマスたちの前に現われたのは、灼熱の太陽に焼き尽くされて全てが崩壊した砂漠のような世界だった。トーマスたちは別の迷路からやって来た新たな仲間たちと共に、あらゆる場所にトラップが仕掛けられた地球規模の「第2ステージ」の攻略を目指す。主人公トーマス役のディラン・オブライエンをはじめ、第1作のメンバーが引き続き出演。監督も前作のウェス・ボールが続投した。

映画.comより

1から続けて観る。なんとストーリーも1からそのまま繋がる。1話の最後はヘリに乗るシーンでしたが、2話はヘリの中から飛び立った直後のシーン。ここまでそのまま繋がるように作るのも逆に珍しいのでは。もともと3部作のつもりなのか。こちらはさほどメイズをランしないけど、ストーリーはさらに広く展開してて登場人物が増え、関係性も変わり、案外1より良いかもしれない。


メイズ・ランナー 最後の迷宮

2018年のアメリカ映画。あれ?ちょっと空いた。アマゾンプライムで視聴。

ジェームズ・ダシュナー原作の同名小説を映画化し、難攻不落の巨大迷宮に挑む若者たちの運命を描いたサバイバルアクション「メイズ・ランナー」のシリーズ完結編となる第3作。巨大迷宮から脱出するために3年もの歳月を費やしたトーマスと仲間たちだったが、謎は深まるばかり。捕らわれた仲間ミンホを救い出すため、そして自分たちが閉じ込められた理由を突き止めるために、彼らは決死の覚悟で伝説の迷宮に逆侵入することを決意する。そんな彼らの前に、謎の組織「WCKD」が立ちはだかり……。キャストには同シリーズでブレイクしたディラン・オブライエンをはじめ、「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のカヤ・スコデラーリオ、「ラブ・アクチュアリー」のトーマス・ブロディ=サングスター、「アリタ バトル・エンジェル」のロサ・サラザールら、おなじみのメンバーが集結。前2作も手がけたウェス・ボール監督が引き続きメガホンをとる。

映画.comより

結局1日で3作とも観ました。前作と同じ画角での天丼みたいなのもあり、一気見だからこそのポイントもわかって良かった。もはやメイズをランするモンスターアクションものから医療系アクションへ。2作目から徐々にですが、コロナの時期だったら差し控えそうなウイルスパニック系に。
いち早くワクチンを作るため人道的にどこまでOKかみたいな話にもなっていて、行き過ぎな部分もありますが、主人公の敵側の方にむしろ共感する。目先の人を救いたがる主人公はいかにもな主人公キャラだけど、最近こういうキャラに感情移入しにくくなってきた。歳かな。
3部作系のなかでは珍しく、1より2、2より3が面白く鑑賞しました。


ある閉ざされた雪の山荘で

2024年公開の日本映画。原作は東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』。なんと原作は1992年の出版らしい。映画館で視聴。

劇団に所属する役者7人に届いた、
4日間の合宿で行われる最終オーディションへの招待状。
新作舞台の主演を争う最終選考で彼らが“演じる”シナリオは、
【大雪で閉ざされた山荘】という架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件
出口のない密室で一人、また一人と消えていくメンバーたち。
果たしてこれは、フィクションか? それとも本当の連続殺人か?
彼らを待ち受ける衝撃の結末とは――

公式HPより

舞台はありがちだが、設定は捻りがある。舞台役者が最終オーディションとして山荘に寝泊まりし、そこで設定として殺人が起こる。けど、どこまでが本当でどこからが芝居なのか、という話。二重、三重にも貼られた複雑な構造が素晴らしく、ラストシーンまで素敵な演出が続く。
元々本を買おうと思ったら映画化されると聞いて、ラッキー。映画で観よ、と思っていたのですが、結局映画館を出た足で東野圭吾どこだー!と本屋に向かいました。どこまでが東野演出でどこからが監督演出か気になり読みましたが、全然雰囲気が違う。2時間ものに収めるため、映像表現に合わせた設定に変更されてたことに気づく。
個人的な感想では、改善でも改悪でもなく表現主体に合わせた変更だと思う。でも原作がある話は原作にあたるようにしよう、とセクシー田中さんの一件で感じた(田中さんはどっちも観てないけど)。自分がウンウン唸って産み出した我が子のような作品を、嫌だと言っているのに変えて発表されるのはある種の公開レイプだと思う。性的同意って大切。
いやいやというか原作も1992年とは思わないですよ。東野圭吾は昔から天才か。27歳でデビューして今66歳?でずっと人気作家ってすごい。


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