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中国東北地方の風呂が進化。風呂好きマニアも絶賛、Weiboで1000万アクセスの浴場に行ってみたい

中国人との会話あるあるで「東北地方の人は不潔、冬はシャワーも浴びてないっすよね?」というのがあります。これについて以前書きました。

これを改めて調べる機会があったのですが、なんと中国東北地方の一部の風呂は日本の風呂好きもびっくりなくらい進化していました。もしかして日本負けてる?

■瀋陽の今までの公衆風呂

見つけた情報は中国の東北地方の大都市「瀋陽」が舞台です。かつて都があって故宮もある街、ごはんも美味しいのでぜひ行ってみてもらいたい、ただ冬はマイナス10℃以下。

そんな冬は寒い瀋陽は街中のいたる場所に「洗浴中心」といういわゆる公衆浴場(簡易サウナ)があるのです。

头条文章

まあこんな外観の見た目で、実際に行ったことある方も多いのでは。普通のサウナでみんなと一緒に風呂に入れますよ、ってとこです。

これがいつの間にか進化していました、中国の風呂といえば民放番組で報道されてるような日本のパクリ劣化版みたいなのを想起してましたが、今や「東北地方風呂4.0」と呼ばれるステージに突入してるらしいです。

■風呂3.0までの変化の過程

旧世代の中国の公衆浴場ってのはこんな感じです

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↑よくある感じですよね、日本の銭湯と大して変わらない、より無機質にして温くした感じです。

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さらに身体を洗うところはこんな感じ。となりに角刈りのイカツイ中国お兄さんが来ると(東北地方はガタイが良い人多い)おちおちシャンプー時に目を閉じてられませんよ、男性のみなさん共感したら♡押してください。

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でもそこは世界一発展速度が速い中国です。昔ながらの場所は当然あるんですが、めっちゃ綺麗なとこが次々できてます。この写真のような大理石づくりで「ローマのテルマエですか」って設備の風呂もあったりします。

風呂の設備も良いのですが、入浴以外にも休憩、食事ができます。さらに家族と、友人と、恋人と、デートで、ビジネス交渉でと様々な用途で利用できます。これが風呂3.0までの進化でした。

■そして風呂4.0の時代が到来

この取材してる廖信忠さんは瀋陽の「清河半岛温泉」に行ったのですが、これが圧巻なようです。まずは浴室↓

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広い広い、なんと4万平米、大江戸温泉でもこんな広大な面積無いよね。写真で伝わりにくいですが半分は露天風呂とのこと。

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これには美人KOLたちも大満足、早速お越しになってSNSに次々とアップしてる様子。

この風呂のあまりの素晴らしさに「北京は政治の中心、上海は经济の中心、沈阳は洗浴の中心」なる言葉が誕生。

メインの浴場以外も素晴らしいとのこと↓

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中庭があったり、日本ぽい木を使った装飾だったり、熱い石の上に作られたテント(サウナなのかな)が用意されてたりと充実しています。

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入浴後はSwitch完備のゲーセンで楽しむもよし、本屋で読書するもよし、休憩所でゆっくりするもよし、レクリエーションするもよし。

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ロビーはこんな幻想的な感じ↓

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休憩スペースも広大、東北弁が飛び交う喧騒な雰囲気が想像できる笑↓

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ちなみにこの取材をしに行った廖信忠さんは台湾出身で上海在住の作家さん、日本の風呂にもかなり通った風呂マニア。今は東北式にドハマりで、冬になるとお風呂目当てで頻繁に瀋陽に行ってるみたいです。

この文章を書いて、ウェイボですでに1000万以上アクセスされてました。コメントでは「こういうのは南にもあるじゃん、大げさですよ」と書き込む人もいましたが、南もあるかもしれませんが、きっと郊外や温泉街になります。でも東北の場合は、街中にあってみんな日常的に通ってるそうです。

この投稿のコメントにはお風呂目当てで東北に旅行行きたい!との声が大量に付いてました。日本の風呂好きさんとサウナーの諸君はぜひ行ってみて!


今年もちょっとマニアな中国情報を発信していきたいと思います、ぜひフォローしてご期待ください。

(参考資料)


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