見出し画像

柳瀬尚紀「猫舌三昧」を読んでる〜積読の話。

最近知ったのだが、「積読(つんどく)」という、買った本を読まずに積んでおいたままにしておく行為・状態を意味する言葉、海外でも「Tsundoku」として知られているらしい。

自分にとって積読には二種類あって、ホコリ被り状態の(すでに読む気を失っているかもしれない)本の山になってしまっている状態と、あとは、時々手にとってパラパラめくってみて、その本の世界に入っていけそうか、探りを入れる状態(でも、山にはなっている)。


今、後者の、時々本の世界のドアをノックしている積読の山がこちら。

画像1

このうち、ディック・フランシスの「障害」は、すでに本の世界に入ったと言える。
半分近くまで読み進めている。起承転結の「転」がすごいことになっていて面白い。(読み終わったらレビュー記事にしたい。)

また、エッセイ系の、「アンソロジーカレーライス!!」「東京ひがし案内」、写真の多い「深川江戸散歩」は、結構な回数すでに手にとっている。パラパラとめくり、気を引かれた部分をちょこちょこ読んでいる。

(「アンソロジーカレーライス!!」は、執筆人がすごい。カレーライスへの情熱、あるいはライスカレーへの情熱、が各人各様で面白い。)

アンソロジーカレー執筆人


岩川隆「馬券学入門」は導入部分でかなり引き込まれつつ、まだ読み進めているとは言えない状態。

現役ジョッキー藤岡佑介がホスト役を務めるジョッキーたちとの対談集「JOCKEYxJOCKEY」は、実は数ヶ月前に読み終わっているが、noteで記事にしたくてまた読み直している。

そんな中、今現在、積読状態から一歩抜け出しそうな本がこちら、柳瀬尚紀著・「猫舌三昧」

猫舌三昧


英文学者・翻訳家で、競馬好き・猫好きの柳瀬さん。一部の競馬ファンには、かつてレーシングプログラムで『馬名プロファイル』を担当していた方として、知られている。

以前、競馬エッセイのレビュー記事を書いた(↓)。

「猫舌三昧」は競馬に関するエッセイだけを集めた本ではないが、競馬に関係のないエッセイも楽しく読める(「loveletter」が実はシェイクスピアが生み出した言葉である事とか、へーっと勉強になる挿話も多い)。

ひとつひとつのエッセイが長くないので、1〜2分で読めてしまう。なので、パラパラと気になったものを読んでいるうちに、いつの間にか読み終わってしまいそう。

前にも書いたが、タイトルからも分かるとおり、猫好きの柳瀬さん。猫エピソードも豊富なので、猫好きの方にはおすすめ。

この記事が参加している募集

推薦図書

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?