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誰も恋人の顔を思い出せないでしょ

 やってみて。恋人、想い人、配偶者、いなければ、父母や友人、大切な人の「顔」を、目をつむって思い出してみて。

 やってみてください。

 …ほら、変化しつつけるぼんやりとした背景か、または、自分の頭で「言葉で」思い出しながら線を描いて、つないで、ようやくへのへのもへじみたいな顔が出来上がるかしかできないでしょ。

 どんなにその人を愛してるといっても、どんなに長い間一緒にいても、思い出せないでしょ。

 それどころか、長い間見つめあった直後に目をつむり、最初は残像があるが、5秒もたてば、もう原形をとどめていないでしょ。

音楽でも同じ

 私の多分2番目に好きな曲

 何べん聞いたか分からない、このチック・コリア・アコースティックバンドの「グレートパンプキンワルツ」も、頭で思い出そうとすると、私だったら「演奏データ」のように言葉でデータが想起され、ようやくそれで頭の中の楽器が奏でられて、模倣して再現される。

 けっして、このCDの音そのままのようなものが再生されたりはしない。このことは、1次元の音データ(x両耳で2チャンネル)でも、2次元のさきほどの「恋人の顔」などの画像データでも同じ、ということ。

 脳の映像と音の記憶は、言葉や記号によってしか記憶していないということ。(そしておそらく匂いや触覚などの記憶も同じ)

ものすごく常識だと全世界が思っている事実が、間違っている可能性

 ほかにもこういう、常識が間違っている可能性がある事項はあるでしょう。

 当たり前に思っている「いのち」が生命にやどっているという風に日常的にさまざまに比喩として使っているけど、明らかにこれは間違っている解釈につながっている。命という概念のことではなくて、そこから飛躍して「たましぃ」というものがあると信じがちだけど、明らかに絶対的にたましぃなんてものは無い。

 当たり前に思っている「自由意志」、自分は自分で考えて自分の意志で行動しているという解釈、これがすべては反射による行動が先でそれから脳が意識的に行動している考えていると後付けで誤解させている、という説が、もっと分かりやすい形で全世界人類に浸透する日は近そうだ。私はこの文章を機械的に書いている気がすごくしてるから、私はちょっと偉い。

他の例

 ChatGPT4ちゃんにほかにこういった例がないか尋ねてみた。

目をつむって恋人の顔を思い出そうとしても、目を閉じていて脳に思い描くビジョンは線や記号ばかりで、実際は人間は何も正確な形状で記憶していないという事実に驚かされます。そのような、常識のようでいて、間違った認識をほかにも例をあげてみてください。

確かに、多くの人々が信じている「常識」や「一般的な知識」は、実は誤解や間違いが含まれていることがあります。以下は、そのような一般的な誤解の例をいくつか挙げたものです:

  1. 金魚の短い記憶:多くの人々は金魚の記憶は数秒しか持続しないと信じていますが、実際には金魚は数ヶ月の記憶を持っているとされています。

  2. 舌の味覚マップ:昔から言われている「舌の先は甘味、側面は酸味や塩味」という味覚マップの概念は実際には正しくありません。舌の全体が様々な味を感じ取ることができます。

  3. ヴァイキングの角付きヘルメット:ヴァイキングが角付きのヘルメットを被っていたというイメージがありますが、実際の考古学的証拠ではそのようなヘルメットは見つかっていません。

  4. コウモリは盲目:「盲目のコウモリ」という言葉があるように、コウモリは目が見えないと思われがちですが、実際には視力を持っています。彼らはエコロケーションを使って環境を認識することは真実ですが、完全に盲目ではありません。

  5. モノクロの過去:古い映画や写真がモノクロであるため、過去の人々が白黒の世界で生きていたと思い込む子供がいます。もちろん、これは誤解で、過去の人々も現代の人々と同じようにカラフルな世界を見ていました。

これらの例は、文化や教育の中で伝えられる「常識」が必ずしも正確でないことを示しています。常に疑問を持ち、事実を確認する姿勢が大切です。


…なるほど、まあまあね。

ChatGPTちゃんがまとめちゃってるけど、常識を疑う視点は、大事。


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