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振動で身体のメンテナンス

趣味も仕事も全て身体を使うという、もともと1日の運動量がものすごかった私ですが、ロックダウン以降の運動といったら、週に1度の買い物と散歩の、週に2度オンラインでヨガの指導、そして気が向いた時に自分でやる太陽礼拝と、友人知人のヨガクラスやバレエクラスのライブ配信に参加するくらい。目に見えて、持久力と柔軟性がガタ落ちです。

でも、気分の変動がまるで落ち着いてくれないので、毎晩寝る前に「明日こそは」と思って眠るものの、モチベーションが、、ね。

そんなわけで、身体のあちこちがなんとなく不愉快なのです。
で、この不愉快加減は座ってひたすらマックのスクリーンをみている時よりも、いざ寝ようとベッドで横になった時に、なんだこりゃと気付いたりするものです。ストレッチをしてみてもイマイチだし、ちょこっとマッサージしてみるもなんか面倒だし。

そんな時にもってこいのがあったことを昨日ベッドの中で思い出し、
さっそくやってみたら、少しすっきりした気分で眠りにつけました。

それは「身体を揺らす・震わせる」こと。

これはよく、精神的な緊張が見られた時(つまりほとんどの場合)に、施術後にクライアントへのアドバイスとしてよく伝えているのですが、そんなに気力がなくてもできるのでおすすめです。

姿勢は立ってでも、座ってでも、寝てでも、なんでも良いです。
恥ずかしがり屋さんは人の目がないほうが良いかもですが、家族でやってもそれはそれで楽しいのかも。
あと壊れやすいものとか、ぶつかって怪我しやすいものが周りにないように。そういう面では、盛大にとことんやる時は、ベッドの上が安全だと思います。

方法は超簡単。
全身痙攣になったつもりで、身体中くまなく震えさせてみてください。激しさも長さもご自身で調節の上、数十秒くらいです。震えさせるって結構大変だったりするので。あとは、身体を重力に委ねてゆらゆら揺らしたり、骨なしになったイメージでくねくねしたり。手と足と頭と胴体がそれぞれ勝手にバラバラに動く感じ、とでもいいましょうか。

目的は、身体に振動を与えて、リンパの流れを促すことです。身体中に巡らされているリンパは血液のように自分で循環する機能を備えていないので、身体が動かないとリンパ液の動きも鈍ってしまいます。で、リンパは下水管的役割があるので、それがうまく流れないと、心身ともに不愉快な感じになるのは当然といえば当然。

なのでどう動くかに正解も不正解もありません。適当かつクリエイティブに。1セットやっておしまいでもいいし、揺らしたり震わせたりをミックスして、気が済むまでやってもいいし。なんか気持ちいいかも、楽しいかも、と思えたらこっちのものです。

時に、自分の姿が滑稽に思えてくることもありますが、そこは思い切って理性を捨てて、脱力して。恥ずかしがり屋さんはひっそり人目のないところで自分の姿を想像して、一緒に住んでいる人がいれば一緒にやって。自分の姿を想像したり、相手の姿をみて笑えたりしたらさらに緩むし、免疫力アップにも繋がるしで良いこと尽くし。小さな子供なんかは、素敵なお手本を見せてくれるような気がします。

色々気持ちが限界点を超えるあたりになってくると、呼吸法や瞑想などで気持ちそのものにアプローチしようにも、なんか無理、って思うこともあります。そんな時は、心と身体はお互い不機嫌にしあったり、ご機嫌にしあったりする、というのを逆手にとって、身体からアプローチ。もちろん逆に、心にアプローチして身体の痛みがよくなることもあります。

最後に念のため。
これをやっている途中でなんか気持ち悪いとか目眩がするとか、やばいと思ったらすぐ止めてくださいね。あと何らかの疾患のある方も主治医と身体と相談を。

メディカルリンパドレナージュなんかはもう皮膚をサワサワするくらいのライトなタッチで行うとセラピスト仲間から聞いています(私は専門外)。なので、運動ではないので、ガンガン動く必要はありません。だらだらいやいややるくらいの気持ちで。極度に繊細でない限り、ゆらゆらしてるだけで気持ち悪くなったり目眩がしたりすることはないとは思うのですが、一応ね。

では!

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