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スロークッカーと石油ストーブ

最近気に入っているぜいたく朝ごはんは、なんちゃってぜんざいとコーヒー。ぜんざいは、近所のオーガニックスーパーで売っている玄米の小さな切り餅を焼いたのと、ゆで小豆缶を鍋で温めながら潰して甘味をつけたもの。

それのどこが贅沢かというと、この玄米のお餅が、小さな切り餅6個入りで日本円換算で1000円くらいという、オーガニックとはいえなかなかなお値段だからです。でも日本食材店で買えるサトウの切り餅も、ここまでではないにしても結構なお値段なので、まあ仕方ないのでしょう。たまにだしね。

反対にゆで小豆缶は、オーガニックでもお手軽価格。あっという間に出来上がるから便利だけど、味の妥協感は否めない。でも徒歩圏内の店で乾燥小豆が見つからないので、まあまずいわけじゃないしと缶を使ったなんちゃってで過ごしていました。本当は自分で炊いた方が安上がりだし、もっと美味しいんだけどな、と思いつつ。

ようやく自分を奮い立たせた昨日、自転車に乗って少し足を伸ばして、乾燥小豆を入手してきました。早速浸水させて、今日、スロークッカーを使って炊いたのですが、今まで、結構な手間をかけていたのがなんだったんだ?と思うくらい簡単で、しかも過去最高に美味しいのができたのです。これまでは、どうしたって繊維が強靭な感じが主張していて、日本で食べるぜんざいのようにふんわり柔らかくはならなくて、小豆が日本のじゃないからかなと思ってました。

もちろん日本で食べるのに比べたら、というか比べるのが野暮というものなのですが、それでも今までで一番柔らかく炊き上がったのです。しかも、ほぼ放置。で、気が付きました。これって、石油ストーブの上で炊くのと同じ感じなのかもって。あとスロークッカーの内なべっていわば土鍋なので、その効果もあるのかもしれません。

スロークッカーで小豆を炊くのは、本当に手間いらずで簡単だったのですが、手探りなところもあったので、忘備録的にざっと作り方を残しておこうと思います。

まず小豆を洗って20時間くらい浸水。
内なべの下から半分くらいまで入れた乾燥小豆(250g)が最初の7時間くらいで表面が水の上に出るまで増えていたのでさらに水を足して寝ました。私のスロークッカーは、もともと朝おかゆを起きてすぐに食べたいという目的で買ったので、極小サイズの1.5リットル。朝起きてみたら、さらに水を吸って結構ぎりぎりなところまで小豆が膨らんでました。そんなに膨らむなんてすっかり忘れてた。ということで、このスロークッカーのキャパは乾燥小豆250gまで。

小豆をさっとすすいでから、鍋の中の小豆の表面から3cmくらいのところまで水を入れて(というよりそれ以上入れるスペースがなかった)、スロークッカー強で放置。前回納豆を作るために、大豆を同じくスロークッカーで煮た時にかなり時間がかかったので覚悟はしていたものの、3時間半後くらいに見たらすっかり柔らかく煮えていました。思ったよりずっと早かったです。ただ水がちょっと多かったかなという感じで、シャバシャバしていたので、蓋をずらして、さらに1時間ほど放置して、蜂蜜とデーツシロップで甘味をつけました。いつもはココナツシュガーなんだけど、今日はなんとなくこれで。

まだ水分を飛ばしたかったので、さらに30分くらい、今度は蓋全開で放置したのですが、シャバシャバ感はあまり解消されませんでした。この30分は電気の無駄使いをしてしまった気がするので次回はなしで。小豆がひたひたになるくらいの水の量で始めて、足りなかったら途中で水分追加の方が良かったのかもしれません。

普段は熱いうちに瓶に小分けして蓋をして、室温まで下がってから冷凍しているのですが、今回は瓶詰めする前に、ベランダに出てひたすら混ぜながら水分を飛ばしました。これで、1パイントのメイソンジャー1個とサンドライドトマトの小瓶3個分が出来上がりました。

明日は味噌の仕込みと糠床作り。の予定が、エマージェンシートリートメントの予約が入ったので、時間というより気力が残ってるかどうか。



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