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初心者でも超簡単☆伝わるチラシ作り「1.ゴールを決めよう」

何回かに分けて、簡単だけど伝わりやすいチラシの作り方をお伝えできればと思います。
私が普段やっていることを簡略化してお伝えしてみます。
「自分で作ってみたい」「デザイナーに外注するお金がない」「作ってみたけどダセェのしかできない」って方の参考になれば嬉しいです。

まずやること

いきなりillustratorやPowerPoint立ち上げたりしません。
まずはノートとシャーペンを用意します。
そして

・目的
・ターゲット
・全体のイメージ

この3点を決めます。
これが今から作っていくチラシのゴールの目印です。

ちなみにこれらをまとめて「コンセプト決め」っていう作業になるのですが、こっちの方がわかりやすいのでこっちで進めますね。

そのチラシで何をしたい?

「結局何をしたいねん」
っていうのを決めた方が物事進めやすいんですよ。

「スケジュール決めない旅行が好き」って言っても目的地はあるじゃないですか。
あとは「おいしいものが食べたい」「新しいものを発見したい」とか、スケジュールはなくても何かしら持って行くと思うんですね。

デザインも同じでして。

「何のためにこれを作るか」
っていう「目標」や「目的」を決めて作り始めるんです。必ず。
まずはそれを明確にします。

例えば
「お店をオープンしたからそれを伝えるチラシにしたい」
「お客さんを呼び込むためのチラシにしたい」
「新しいサービスについて案内して問い合わせを増やしたい」

そんな感じで
「そのチラシを受け取った人にどういう行動をとってほしいか」をハッキリさせます。
これで目的が決まって明確になります。

相手はどんな人か

目的が決まったら次は「ターゲット」。

ターゲットはその名の通り「そのチラシを見て行動を起こしてほしい人物像」です。

・年齢
・性別
・住んでいる地域
・家族構成
・生活様式
・特定の悩みを持っている
などなど。

例えば
「10代後半~20代前半の若い女性」
「40代~50代後半の稼ぎが多いリッチな男性」
「20代~30代の子育て初心者のご夫婦」
「このへん一体の地域のファミリー層」
「ご高齢でそろそろ今後を考えている男性」

こんな感じで、どんな人に刺さってほしいかの人物像を細かく決めます。
この辺はお店の雰囲気や商品やサービスの内容もあわせて考えます。

ちなみに、「老若男女みんなに!」みたいな広すぎるターゲットにはしない方がいいです。
(国が国民全員に向けた案内、みたいなのだと話は別なのですが。)

チラシをなぜ作るのか、目的は決めましたね?
その目的を達成するためには、チラシを読んだ人に行動を起こしてもらわないといけません。
行動を起こすということは、その人に内容が刺さるってことです。

でも「みんなに刺さるデザイン」ってないんですよ。
それはみんなそれぞれ、好みが違い、生きてきた人生が違い、自分がどういう立場なのか、どういう生活をしているのか、全員違うからです。

だから「広くみんなに」っていうデザインは、要するに「全員に可もなく不可もなくな無難なデザイン」になり、結果誰の心にも刺さりません

なのでこの辺はきちんと細かく決めておきましょう。
「ちょっとターゲット狭いかな?」と思うくらいがちょうどいいかも。

プレゼントを贈るときどうする?

あなたに好きな人がいたとします。パートナーでもいいでしょう。
その人に何かプレゼントをするとき、何を考えますか?

多分ほとんどの人が
「何が好きかな」
「これが好き、ほしい、って言ってたな」
「最近こんなことに悩んでいるみたいだからそれを解消……」
みたいな感じで、相手がどうすれば喜ぶかを考えると思うんですね。

全体のイメージもこんな感じで決めます。

さきほど決めたターゲットには、どんなものが喜ばれるのか、どんなものに魅かれるのか。
きちんと「ターゲットにあわせたイメージ」を考えます。

このとき私は単語をいくつか並べて決定します。

「高級感」「フォーマル」「伝統的」とか、
「親しみやすい」「カジュアル」「楽しい」とか、
「ナチュラル」「癒し」「かわいい」とか。

連想ゲームみたいな感じでとりあえず色々出してみて、1番しっくりくるやつを採用します。
「キラキラ」「丸っこい」「ドーン!」みたいな感じになることもあります(笑)
単語は1つじゃなくて、しっくりくれば何個でもいいです。

ゴールを掲げる

今決めたこの3つの情報は、きちんと書き出しておきます。
「えーめんどくさー。最初からソフト立ち上げて作った方が早いやろ」って声が聞こえてきそうですが、意外とそうでもないんですよ。

コンセプト(今決めた3つ)を明確にしておくと、こんなメリットがあります。

・デザインに統一感が出せる。
・デザインに説得力が出る。
・デザインを考えたり素材を選ぶときに迷いが減る。
・「誰にも届かない無難」を避けられる。
・依頼主にデザインの説明ができる。

最後のは個人的作る分にはいらん要素ですが、いざ制作する、ってなったときにだいぶ楽です。

なのでチラシを作るときにはぜひ

・目的
・ターゲット
・全体のイメージ

これらを決めてから進めてみてください。
これがゴールになります。

続きはまた気が向いたらいずれ!

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