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North Sea Jazz オランダ&ベルギー旅日記(6)サマラ・ジョイの衝撃編

North Sea Jazz day3

さて、いよいよNorth Sea Jazzも最終日となった。
この日は昨日のトラブルを教訓に午前中はどこにも出かけず、ホテルで過ごし、万全の態勢でフェスに参加した。
開催前、ロッテルダム駅にあるカフェで簡単なランチをした。ちょっとノマドワーカー的に仕事す人向けでPCで作業する人もチラホラ。充電もできるテーブルもあり。
Stationshuiskamer】という店名。

洗練されたリラックス空間。日本の駅にも欲しい空間だ。

サマラジョイを待つ

この日の目玉は、なんといってもサマラ・ジョイだろう。
若干23歳の女性ジャズボーカリストの超新星。
今年のグラミー賞で最優秀新人賞と最優秀ジャズヴォーカルアルバムを獲得している。
そのグラミー賞でのパフォーマンス"Can’t Get Out Of This Mood"

ジャズのジャンルから最優秀新人賞を取ったのは12年振りであるが、その前に獲得したのが2011年のエスペランサ・スポルディングと言うのも何かの縁だろうか。
さて、会場となった日本ではNHKホールほどの広さのホールは、開演1時間前ぐらいから席が埋まり始め席の取り合いまでも起こり、また座れなかった人が床に座る位満杯の状況だった。
自分もフェス会場入りするとワインを片手に、早速そのホールに向かうが既に席は埋まりつつあった。
待つ間の会場の熱気も素晴らしく、彼女を迎える期待感、そして皆の高揚感がこちらにも伝わってくるが、このイベントでも初めて感じる体感だ.
そして彼女が登場すると、会場はさらに待ってましたとばかりに、熱気が爆発した。

サマラジョイの登場に沸く

彼女の歌声のど迫力に圧倒されつつも、間に挟まれるトークはたどたどしく、またNorth Seaと言う一大イベントへの参加でかなり緊張してる様子でもあったが、それがまた初々しい。
「初めてのNorth Seaなの、憧れていたからとても嬉しい!」みたいにトークするが緊張気味。
しかし、一度歌い始めると、拳の利いた、太い歌声、そして時にはヴェルベットの上を転がされてるような滑らかな響きにうっとりしてしまう。

そして,終わると観客のスタンディングオベーション。
それをスマホで自撮りする彼女は年相応の少女だった。

日本ではいつ観れるかはわからない、まだ見ぬ超新星をこの目にするのが一つの目的だったが達成できた。
彼女の声は空気で振動が伝わって来る感じなので、レコードではなく生だと圧倒的に違う。
ぜひ次は日本で観たいものだ。

サマラジョイを知るにはやはり柳樂光隆さんの記事を一読したい。


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