読書家の定義
こんにちは、mycoです。
「本が好き」と言うと、「読書家なんですね」と言ってくださることがあります。自分ではまだ読書家とは思えないので、つい否定をしてしまうことが多いです。
とは言いつつ、私もほかの方にはよく「読書家なんですね」って言っている…。
何をもって「自分は読書家ではない」と言っているか。
何をもって人に「読書家なんですね」と言っているか。
今の私が思うことをまとめてみました。
1.読書家ってなに?
そもそも読書家ってなんでしょう。Weblio辞典に載っていたので調べてみました。
よく本を読む人、読書を好む人、熱心に読書する人、といった意味で用いられる言い方。 読む対象を取捨選択せず手当たり次第に読む人は、濫読家と呼ばれることも多い。
(参照:Weblio辞書https://www.weblio.jp/content/%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E5%AE%B6)
この辞典では、「よく本を読む」「読書を好む」といったマインド、ライフスタイルがポイントになるようです。特に読書冊数での定義はないようですね。
2.平均的な読書冊数は?
次に読書冊数についてふれてみたいと思います。
学生だけでなく社会人の読書離れ・活字離れがメディアの話題になってから久しいですが、年々読書頻度は減っている傾向にあるようです。
(※画像は楽天ブックスよりお借りしました)
少しでも本を読むという人でも、一番多いのが【0.5~1冊未満】の層のようです。
平均値上昇に貢献している多読家の方もいらっしゃると思いますが、中央値計算だと限りなく0に近いのではないでしょうか。
3.私が「読書家」を自称しない理由
私の月の平均読書冊数は3~6冊です。たまには12冊ほど読める月がありますが、年間40~70冊位が社会人になってからの読書ペースです。
少ないとは思いますが、先ほどの世間の読書平均よりはだいぶ上回っています。
それなのに「読書家」と言われて否定してしまうのは、
(本当は、もっともっと読みたい。この程度じゃないぞ)という思いがあるからにほかなりません。
例え時間が余裕があっても、結局ほかのことをしてしまうのでなかなか読書ペースはあがらないのですが…(笑)
でも、(もっともっと)と思うその心にはやはり「冊数」という基準があるのは否めないです。もっと読んでいる人もいるので、この程度だとお恥ずかしい!って思っちゃうんですね。
4.私が人に「読書家ですね」と言う理由
自分の時には冊数にこだわっているくせに、ではなんで私は人に「読書家ですね」と言ってしまうのか。
私が「読書家なんですね」って言うときは、その人の人生の中で読書が重要な立ち位置をしめていると感じた時が多い気がします。
・とても素敵な顔で本のお話をされるな
・きっとこの人はの人生の要所で本に触れて生きてきたんだろうな
その方との交流で幸せな気持ちをいただけた時に、「読書家なんですね」って言いたくなるんです。
5.私の思う「読書家」とは
読書家は、読書冊数だけでは定義づけられないし、定義づける必要もないのではないというのが今の私の思いです。
一人一人がじっくりと本との出会いを楽しめる人生はとても素敵ではないでしょうか。
せっかく素敵な世界に案内してくれる本、読書なのに、「〇冊読むぞ」「あの人よりも多く読むぞ」という思いに縛られすぎるのも、読書本来の楽しさを失ってしまいそうでもったいないですよね。
読書が好きであること、もっとその世界に触れたいと思っている人、その心が「読書家」なのではないかなと思います。
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