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愛着障害回復の決め手_3/230923



一番大きな課題だった愛着障害2年かけてどうにかかなり回復できた話

私もかなり悩んで調べまくったのでどなたかの参考になればと残します


▼2はこちら▼




▼実はその時の話がnote第2章一発目の記事だったりなど▼


呑気な恋人


気づくと前にいて、無言で手を引っ張られて立って、目を合わせた

その時にスッッッと喉が和らいだのがわかった

あれ?????

手を繋いで、いや引かれて歩き出して「カフェなら行ける?」と言って、その場で探してちょっといいところに連れて行ってくれた。
そこら辺を話していたのかあやふやだけど「…ごめん」と振り絞って言うと、何も言わない代わりにしっかり手を繋いで歩いてくれた。

こういう時に「大丈夫!?」「どうしようか!」「あれは?これは?」と慌てられるのが一番ダメで、謝って「大丈夫だよ!」と言われるのもダメ。
一見、むしろ一番ダメな無視が一番良いのをなぜかこの人は知っていた。 

私たちが似ている、というのも多分あって、その一挙手一投足に全身全霊で「大丈夫だよ」と言われているように思えたのだ。


気にしないけど無神経ではない


喫茶店でやっと「どう?」と体調を聞かれた

「だいぶ良くなった。
 でもまだドキドキするから、恋かなぁ笑」

と言ったら「そんなこと言えるなら大丈夫だな」と少し呆れていたけど、それでも目に見えて落ち込んでしまった。

普段なら絶対に出さない

今まで人といて具合が悪くなったことなんて数え切れないほどあったけど、おくびにも出さずに解散してから瀕死になっていて、我慢するから余計に治りも悪かった。
この時も親友といて異変を感じてはいたけど一言も言わなかったし。

だけどいつも我慢していては私が可哀想だし、言えば人はわかってくれるんだ、とわかってきたのだ

今までの懇切丁寧な説得と、目の前のこの人の言動行動態度で「それを見せても大丈夫」と思えていた。

何より、脳みそではなく何よりも正直な体が言っていた

穏やかに心臓が脈打ち、体は適温で、意識せずに呼吸をしていた私の体こそが「この人は大丈夫」と言っていたのだ

その後3時間、ただただ話して解散した


区切り


彼のおかげで愛着障害との折り合いがかなりついてきた実感がある

昔は身体を差し出さないと話を聞いてもらえないと思っていた。
身体を差し出すから話を聞いてもらえる、と。
幸いセックスが嫌いではなかったのが性依存にならなかった理由らしく、よく聞く話でもあるけど性依存は「実はセックスは好きではない」人が多いらしい。

完全に繋ぎ止める手段としてしまうそうだ

おそらく自己愛が強く、プライドが高いおかげでそうはならなかったらしく、だけど危ない時はたくさんたくさんあった。
本当に危険なこともしたし、本当にラッキーなだけだった。

だから、私にとって男性が「何もしない」ということが最難易度であると同時に、愛情とも思うようになった


何もしなくてもいいらしい


何もできなくても

ブチ切れて罵倒しても

ただ嫌なことがあって泣いている時も

美容院でパニック発作を出してしまって落ち込んだ時も

普段気にならないことでショックを受けてしまった時も

親とのことで打ちひしがれた時も

誰にも言ったことがなかったのに彼にはすぐに言えて、すぐに慰めてくれ、そして決して明後日のことを言わず、誤解もなく、核心を仕留めて言葉をかける。

「かなわないな」と思ったのだ

私が誰かに気休めや慰めの言葉を伝えるのは朝飯前だけど、私にそれができる人は今現在、彼しかいない。
何もできなくても、何もしなくても、彼は私をとても深く好きで、多分それは今も変わっていないし、私の愛着障害が回復したからか余計に愛情を強く感じられるようになった。
何より一片の曇りもなくそう思わせたことが彼の功績だ。

正直「なんで私のこと好きなの?」とは思うけど、どうやら理由も条件も無くても良いらしい。

多分理由を聞いても「へ?そこ?なんで?」となるだろう。

だって理由なんて無いから



▼4につづく▼

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