見出し画像

発酵で遊ぼ! その2.  コンブチャの章(中)

いよいよ、コンブチャを作ることになりました。
これから仲良くしていくコンブチャについて、その前にちょっと知りたくなり、ネットで調べてみますと、意外なことがわかりました。
1970年代に、ロシアから渡ってきた「紅茶キノコ」というものが、実はここ数年「コンブチャ」と呼ばれているものだったそうです。
私の祖母が、暗い茶箪笥から、大きなコーヒーの空き瓶にかけてあるガーゼを取り、おチョコに中の液体を注いで、まずそうに飲んでいた記憶があります。中には木耳のようなものが浮かび、「とても酸っぱいんだよ」と祖母は言っていましたが、今から思うと、発酵が進みすぎて、酢になっていたと思われます。
それがなぜコンブチャと呼ばれるようになったかはわかりませんが、私は何十年も経って、祖母と同じものを飲むことになったようです。

作り方は、まず1リットル分の紅茶または、好みのお茶を淹れます。そこへ、80gの砂糖を加え、菌は生きていますので、よく冷ましてから、あらかじめ消毒してあるガラス瓶に、パックの液体と一緒に、菌を流し込みます。発酵させるためには、ガーゼまたはペータータオルなどを輪ゴムで止めて口の部分に蓋をし、1週間ほど暗いところへ置いておきます。   
ときどき味見をして、好みの酸っぱさになれば出来上がりです。
お砂糖は、発酵するための菌の食べ物で、できあがったときには、ほとんど甘さはありません。砂糖は太るかと思って、代替の甘味料(ラカントSなど)を使いますと、どこかが違うのか、発酵しませんので、お気をつけてくださいね。

暑い季節は、1週間を待たずにどんどん発酵します。酸っぱくなりすぎないように、他の瓶に小分けにして冷蔵庫に入れますと、ほどよい炭酸はそのまま、安定した味で最後まで、冷たく美味しく飲むことができます。
私は2リットル瓶を2つ用意し、1週間ずつずらして作っています。出来上がったものを飲んでいるうちに、もう一つの瓶で発酵が進み、コンブチャを切らさずに飲み続けることができます。

冬になると発酵は遅くなり、自分もあまり飲みたくなくなりますので、適当にコンブチャ作りはやめにして、菌は、ひたひたのコンブチャ液と共にガラス容器などに移し、次の5月ごろまで休んでいてもらいます 。
この辺り、ぬか漬けをお休みするのと同じです。

寒い間は、生姜レモン液や、炊飯器で作る甘酒など、また別の美味しい飲み物に切り替えるわけです。

今日の写真は、この暑さで元気に増えて、厚みが10センチ以上になった、可愛いコンブチャです。
静かな朝に、紙蓋を取り、耳を寄せますと、気のせいかもしれませんが、コンブチャのほうから、プツプツと、なにやら話しかけてきてくれます。
可愛いやつ・・おかげで元気に腸活できている・・ような気がします。

サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。