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投資詐欺に引っかからないためにマネーリテラシーは必要

投資詐欺で大損したとか自殺してしまったという悲しいニュースをたまに聞きます。こういうニュースを聞くと感じることがあります。

今日も投資詐欺に引っかかって自殺してしまったという悲しいニュースを見ました。何とも悲しいことです。

お金の誘惑は強い

たしかにお金は欲しいです。お金に余裕がない人の方が世の中には多いでしょう。だから誘惑に負けて怪しい話に飛びついてしまうこともあるでしょう。これは意志力云々で防げないかもしれません。

一方で投資詐欺を行う側もお金が欲しいから行うのでしょう。お金に関する欲望は尽きませんから。勧誘担当者なんて勧誘だけすれば報酬がもらえて、投資詐欺を主体的に計画している人たちの思惑なんて解ってないかもしれません。

投資詐欺のニュースを聞くたびに私は、世の中の多くの人々がマネーリテラシーを身に付けていればこんな詐欺には引っかからないのにと思ってしまいます。

マネーリテラシーが必要な時代になっている

現状ではマネーリテラシーは金融や会計、ファイナンスなどの仕事をしている人を除いて、自主的に勉強しないと身に付けられません。

日本は長年貯蓄を美徳とし、投資は怖いもの、ギャンブル的なものとして避けられてきました。更には終身雇用と年金により自分で資産を築かなくても社会の仕組みで何とかなると考えられていました。

しかし今では社会の仕組みも当てにならなくなってしまいました。不確実性の時代となり、終身雇用どころかリストラや倒産、合併が珍しくなくなりました。年金も大した金額をもらえそうにありません。

ちなみにマネーリテラシーについては過去に記事を書いています。貯蓄が美徳とされた理由、持ち家がステータスとされた理由についても書いています。

FPの資格を取った弟と久々に会って話したときの会話も書いています。やっぱりマネーリテラシーは必要だねと。

金融の世界では美味しい話なんてないとされている

金融の世界ではフリーランチはないと言います。ノーリスクで美味しい話なんて存在しないのです。

一応金融の世界ではリスクが0とされる商品があります。国債です。実際には途上国の国債はリスク(変動幅)が高いでしょうから、先進国の国債がノーリスクに該当すると思います。

ちなみにリスクとは金融やプロジェクトマネジメントでは振れ幅のことを差します。いい方向にも悪い方向にも想定以上に大きくなったらリスクです。

ちなみに預金もほぼノーリスクですが、1000万円を超える金額を預けている人は除きます。銀行が倒産すると1000万円まで補償されるからです。そして銀行といえと倒産しない保証はありません。2000年代には足利銀行が経営破綻しています。

ちょっと脱線しましたが、先進国の国債を除けば、預金も含めてあらゆる金融商品にリスクがあるのです。

金融の世界では絶対に儲かることはありえない

リスクが必ずあるからこそ絶対儲かるということはあり得ません。金融の世界に絶対はありません。超能力で未来の相場を当てることができるなら話は別です。しかしそんな人はいません。

私は金融機関の経営管理の仕事を5年くらいやっていました。そんな私でも買った株の1割は値下がりしています。上がるのは4割くらいですが、これはかなり高い方でしょう。金融と経営の知識があってもこんなものです。

どうやってお金を貯めるか

詐欺に引っかかるな、投資にはリスクがあると書いてきました。

となると「じゃあどうやってお金を貯めればいいんだ?」となると思います。だからこそのマネーリテラシーです。

マネーリテラシーを身に付ければ、投資のリスクを抑えてリターンを得ることができます。ポイントを活用してお得に商品を手に入れることも可能です。

もちろん投資詐欺も怪しいと感じることができます。投資詐欺に引っかかることを防止できます。だからこそ私は多くの人にマネーリテラシーを身に付けていただきたいと思っています。

沢山のお得を得られますし、詐欺も回避できますし、何よりもう政府や会社が養ってくれることが期待しにくくなっていますから。

マネーリテラシーについては今後も機会があれば書いて行きたいと思います。現時点では2記事書いていますので、もう一度リンクを貼っておきます。

終わりに

投資詐欺のニュースはとにかく辛いです。引っかかった本人こそ一番辛いでしょう。

人間の欲望に際限がないからこそ投資詐欺など詐欺はなくならないでしょう。詐欺は悪いことですが、引っかからないように自衛する必要もあります。

こんな時代だからこそ多くの人にとってマネーリテラシーはきっと役立ちます。

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