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ボーカロイドエディターV6とAI Megpoidで作曲して感じた便利さ

ボーカロイドもついにAIで音声合成を行うようになってしまいました。以前から美空ひばりをAIで再現するなんてことをYAMAHAはやっていました。

そんなわけで私はGUMIのAI版が出たことを知ったその日のうちに買ってしまいました。

今回はボーカロイドV6エディターとAI Megpoidで作曲をして感じた便利さを書いていきます。

ついにボカロもAIで音声合成

ボカロのAI化はいつだろう?とずっと思っていました。CeVIOやSynthesizer VなどAIによる音声合成のツールが他にも存在することから、いつかはAI化するのかなと思っていました。

そしたらボカロもAI版がついに出ました。2022年秋頃でしょうか?AI Megpoidは10月に発売されたようです。

しかし調べてみるとAI対応のボイスライブラリーは少ないようです。というかGUMIだけ?私はGUMIが好きでずっと使っているのでよいですが、他のキャラが好きな人はどうするんでしょう?まぁ焦らず待つとしましょうか。

AIによる音声合成は滑らか

V4でも調整すれば滑らかでした。しかしV6のAI版はもっと滑らかです。V6のAI版で曲を作った後にV4を聴くと、差を感じます。

ところでAI化したと言えどボカロはパラメーター調整の余地を残しているようです。

ピッチやエクスプレッションなど作曲者が調整可能な項目は残っています。ボカロ界には調声師と呼ばれる、調声作業専門の職人的な方々がいるので、この方々の出番がなくなってしまうと寂しいでしょうね。

ところで早速V6のAI Megpoidで曲を作ってアップしました。

ちなみにV4はこちらです。AIとの差は歴然としていますね。AI滑らかすぎ!

もう一つ言うと、AIによる音声合成のツールとしてSynthesizer Vというものがあります。私はこれも持っています。

Synthesizer Vはいかに人間の歌い方に近づけるか?というリアリティ重視の方向性のようです。自動調整機能も付いています。

ボーカル作成機能が充実

ボカロエディターV6のおかげで作業効率が上がりました。目新しい機能はエフェクターとスタイルです。

順に紹介していくと、まずはエフェクターです。これの何が便利かというと、ボカロエディター上で確認するのに便利なのです。

V4のエディターは音量が小さいのが悩みでした。そして作った後にCubaseに取り込んでエフェクターを付けてみないと、どんな具合に仕上がるのか解らなかったのです。

DAWにエフェクトのプラグインが充実している人には不要かもしれません。私の場合はセッションやバンドで使っていたシンセに付属していたCubase AIで作っているので、プラグインが限られるのです。

V6のボカロエディターなら、エディター上でそれなりにエフェクトをかけた状態でボーカルやコーラスを確認できます。

もう一つ気に入っているのはスタイルです。このように大量のスタイルがあり、ボーカルの雰囲気が変わるのです。中身的にはエフェクトが違うらしいです。

凝ろうと思うと大変

調声に凝ろうと思うとやっぱり大変です。これはV4など従来のボカロエディターと変わりません。1音1音に対してあれこれやる必要があります。エクスプレッションは1音に3か所も設定できます。

ボカロ界には調声師という人たちがいますが、この人たちの仕事は残りそうだなと私は思います。

終わりに

シンセに付属していたCubase AIで作っている身としては、ボカロエディター上でできることが増えて楽になりました。

それにバンド系の人間としては、リアルなボーカルの方が好きなので、AIによる音声合成の歌声は嬉しいです。

さて頑張って作曲するか。

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