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音楽活動ができない今だからこそ自分の音楽に対するスタイルを考えてみた

コロナ禍になってからというもの、セッションやバンドなど音楽活動を全然していません。中にはライブをやっている人もいますが、多くの人は感染者数が多い状況を見て安全策を取っています。セッションサークルなども活動休止中です。

そんな中、私は代わりの手段として作曲を始めてみました。違う視点から音楽の勉強になると思ったからです。

まだコロナ禍の収束が見えていないですが、最近は音楽に対する自分のスタイルとかこだわりについて考えています。

私の音楽スタイル

ギターも持っているのですが、メインはキーボードです。キーボーディストが本職であり、たまにギターも弾きます。

生ピアノも実家にあるのですが、シンセサイザーがメインです。エレピは使いません。シンセサイザーに高級ピアノの音が入っているので、それで十分という考えです。本当はエレピだとピアノタッチだったりするので、違うといえば違うのですが、私にはそこまで要りません。

シンセサイザーという楽器はあらゆる音を出すことができます。アナログとデジタルがあるのですが、デジタルであればあらゆる音を出すことができます。その仕組みは生楽器の音を録音してPCM波形として保存しておき、電子回路で加工して出力するというものです。だからあらゆる音を出せます。

キーボーディストとしては色々な音を使いこなしたいという思いがあります。色々な音を使えれば色々な曲を演奏できます。音に対する知識はキーボーディストのこだわりですね。

そして楽しく演奏することです。やっぱり音楽は楽しむことが大事です。私の場合、音楽仲間から「Bigいぬねこさんは楽しく演奏するのが一番だよ」と言われて気付きました。楽しんでいたんですね。いつも演奏に必死で気付きませんでした。

ピアノ経験豊富なキーボーディストに対する差別化

キーボーディストにはピアノ経験がある人が多いです。まぁ当然でしょうけど。もちろんピアノやエレクトーンなどの鍵盤楽器の経験がない人もいます。

ピアノ経験がある人は演奏技術が高いです。私は2年しか習っていなかったので、演奏技術では不利です。ピアノを長年習っていた人に対して、大人になってから鍵盤楽器を始めた人が技術で張り合うのはかなり難しいです。5年とか10年は練習しなければいけませんので。

しかしピアニストとキーボーディストは違います。ピアノは純粋に演奏技術の世界ですが、キーボードは演奏技術と音の使いこなしの両方が必要です。

よってピアノを長年習っていた人に対して演奏技術で不利であっても、音の知識でカバーできます。ADSRなどのシンセサイザーのパラメータの意味、音色の種類などを全て知るにはいくらかの学習が必要です。

そして現代音楽を彩り豊かにしているのがキーボードです。様々な音色が使われていますので。

作曲をやってみて見つけたこだわり

ここまではバンドミュージシャンとしての私のこだわりでした。

作曲を1年ちょっとやってみて考えたのですが、バンドミュージシャンとしてのこだわりで差別化していこうと思いました。

DTMというものが出てから、いわゆる打ち込み系音楽というものも出てきました。

ボーカロイドでは主に初音ミクでEDMというアイドルや歌姫の曲に使われる打ち込み系音楽が人気が高いようです。EDMというキーワードをよく見かけます。

私もDTMで打ち込みでやっているとはいえ、バンドミュージシャンなので、バンドサウンドでやっていこうと決めました。アイドルや歌姫よりもバンドが好きですし。

そしてキーボーディストだからキーボードが目立つ曲を作って行こうと。

メジャーアーティストでキーボードが目立つバンドは多くないです。バンドと言えばやっぱりカリスマボーカルとギターヒーローです(ちょっと古いかな?)

そんなわけでニッチ路線で自分のスタイルを再現していこうと考えてみたのでした。

これは私の例ですが、誰しも得意とかこだわりがあると思います。だから流行とか周囲の人がやっていることに流されたりせず、自分の得意分野とかこだわりを貫いた方が続くし、他人と差別化できると思うのです。

作った曲はYouTubeにアップしていますので、是非聴いてみてください。とは言ってもまだまだ素人レベルですが。作曲に興味がある方や作曲初心者は、これくらいならすぐ作れると思っていただけば…

終わりに

長年やってきたことでも、振り返って分析してみると気付きがあるものだと感じました。

自分のスタイルやこだわりを趣味などの好きなことで考えてみるのもいいですね。みなさんもきっとスタイルやこだわりがあると思います。

もしかしたら自分で気付いていないこともあるかもしれません。そういう場合は周囲の人に聞くと気付いているかもしれません。

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