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14歳の栞


普段はアニメの映画しかみないけど今日は、『14歳の栞』を見てきました。



最初は『クリープハイプが挿入曲やってるんだ。』
みたいな全く関係のないところからこの映画が目に止まった。

Twitterで見ている方が制作して、宣伝してたからそんな理由で見に行った。

全国でロードショーしているわけではなく、
池袋で1日一回しか上映されないから。
この日にこれをみようって。


アニメイトに行った帰りに。昼ごはんで食べた爆弾焼きについてくるランダムのコースターで推しが引けてホクホクしながら、シネマロサでみた。

私は28歳だから、劇中の子と14歳も離れている。むしろ私の半分しか生きていない子達。
どうしてだろう。そんなに息苦しいのは。
私もそうだったっけ。

昔はアニメが好き=オタク
みたいなところがあったから必死に隠していたり、周りと合わせることが全て。
なんでかわからないけど男子と話したくなかった。そんな14歳の思春期。親ともよく喧嘩したな。
そんな小さい世界で周りの顔を気にして生きて、何になる?でもあの頃はこのクラスが全てだったんだよね。


習い事とか好きなこととか、なんにせよクラスや学校以外の関わりを持てば楽なのにって今は思う。

けどそこで学んだ生きにくさも今となっては感謝してる。14歳の時はじめて大喧嘩をしてそのまま大人になったしまった友達だって。ひょんなことで連絡を取るようになって今また仲良くしてくれている。
全てが全て退屈な時間ではなかったけど、あんまりいい思い出はない。


美容師になって個性や私だけの強みを推して仕事ができる今、みんなと同じでいること。
何からも突出していない自分。
平凡を求める自分を否定して進める。


何も正解ではないけれど、何かに沿って道徳に従って生きることを強要されるのは向かなかったんだな。と


映画を見た感想は今を生きる14歳の日々を見て、生々しいくらいの日常に自分の野心が当てられるのを感じて。
こんなに自分と照らし合わせた映画は他になかったな。色々考えさせられた。


どんな大人になりたい?
答えはわからない。もう既にお酒もタバコも子供だっていてもいい年齢。
けど誰かから見た大人に幻想はなくて、
自分がなりたい人になれれば。その余裕に、自分を大人と感じられるのかもしれない。そう思った。
あの子達が何かに気づいてどんどん成長していくように、
いくつになっても私はギラギラとしていよう。

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