覚悟たち
捨てるのはなんと難しいことか。
今あるものを別のところに置くだけで、
なんか、違和感をおぼえる。
夏の間、ずっと開けっ放しにしていた台所の
戸を、秋の肌寒い空気に変わるころに閉めると、
いつもとは違ういつもがやってくる。
いつもとは違うちぐはぐになれるまでに、暫く時間が
必要なこともある。
人は、変化に弱いし、
慎重だと感じることはたびたびです。
しかし、思い出すと、
高校の卒業時の寄せ書きに書いた言葉は・・・
見る前に跳べ
でした。大江健三郎の大ファンだったから。
読書感想文は『ブラジル風のポルトガル語』。
京都の進々堂(三条の本屋さん、今はあるのかな?)でサイン会
があった時、入り口で見かけた大江さんは大きな体格で、印象が強く残りました。サインの列には並ばなかったけれど、やっぱり気になってのぞきに行ったのです。
昨日はネットの本屋さんで、
『捨てる勇気、残す覚悟』(土井けいこ著・主婦の友社)
というタイトルの本を見つけました。
となれば、
断捨離後の家の中は、
覚悟だらけというわけです。
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