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少し昔のネット環境に憧れる24歳、休日の映画鑑賞

シルバーがラッキーカラー。
なんて占い師さんが言うから意識してシルバーアクセを身につけた。
鏡に映る自分に「単純っ」って思う。
準備をして外に出た。

話は変わって、最近ずっと観たかった映画のひとつを観た。

『(ハル)』

深津絵里さん主演、1996年の映画だ。

YouTubeでたまたま予告を見かけて、それからずっと観たかった映画。
やっと観られました。

感想は「私の好き〜な感じの映画。たまらない」。
ネットの中で知り合った2人が初めは男同士として、次第に男女として通信を重ねる。
なんだか、今のマッチングアプリのようで、でも全く違って。

⚫︎昔のネットの良さ

昔は手紙のように文を考えてパソコンに打って相手に送ってた。そこが今とは違うなあと思って、同時に魅力的にも思えた。
だって、日記を書くように打たれる文章を相手に送れるなんて、なんだか美しく思えて。
(今そんなことしたら"クサイヤツ"なんて思われちゃう)

今みたいに、一言短い文の会話で済んでしまうLINEとかとは全く違う。
手紙をしたためるように、文を考えて打って相手に送るのだ。しかも送るのに少し時間がかかったりして…この魅力が皆さんにも伝わるだろうか?
私はギリギリ20世紀生まれだけど、使ったことがある連絡手段はほぼラインだけ。
すぐ相手にメッセージが届く。しかも大抵は短文。

…何だかなあ。
きっと、noteを書いている皆さんはこの気持ちがわかる人が多いと思う。なんたって文を書くのが好きな人が集まっているんだから(と言うのは私の勝手な解釈だが)。

⚫︎マッチングアプリみたい

けれど、今のマッチングアプリに通ずるものもあり、少し共感の感情も湧く。
ネット上でのやり取りで、盛り上がる瞬間があったり、お互い距離を置く瞬間があったり。
そして、勝手にお互い相手の理想像を作り上げたりして。
初めて会う時のドキドキ感、「あ〜本当にこの人って存在してたんだ」っていう不思議な感覚。
今も昔も人間だけは変わらないのだな。

初めて2人がお互いを"人間"だと認識したシーン


⚫︎深津絵里が美しい

少しノスタルジックな雰囲気の映画。
静けさの中にも動きがあり、その中でなんと言っても深津絵里の美しさが…よい。

それに仕事をコロコロ変える主人公(深津絵里)が自分と重なった。
最後は図書館勤務というところまで一緒で、私もこんなオシャレに生きられたらなって。
ともかく画面の中の深津絵里が美しいのでそこも見どころ。
あとサントラも美しいのでそちらも。
終わり方も"新しくて"いいです。

図書館で働く(ほし)


このシーン、JR東海のあのcmを思い出しませんか…



好きな映画がまたひとつ増えました。
DVDも買おうかな。

最後に(ほし)が(ハル)に送った私の好きなメールを1通ご紹介。

題名「他の部屋の音」
窓を開けると隣の部屋から音楽が聞こえて来ました。嬉しい。
映画『(ハル)』より

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