【神奈川のこと35】開催なるか、ホームカミングデー(相模原市/東海大相模高校)

本日、リモート会議でホームカミングデーの打ち合わせをした。よって、これを書く。

我が母校、東海大相模高校は、昭和38年(1963年)に設立。私は24期生である。

ホームカミングデー(以下、HCD)というのは、我が母校の卒業生による伝統行事だ。「50歳になる年に学校に戻ってくる」という趣旨のいわば正式なる同窓会である。

本来、私たち24期生は、昨年(令和2年/2020年)に開催予定となっていたが、コロナ禍の影響で異例の延期となった。

本年7月を目処に開催準備を進めている。ちなみに、私たちの一つ下の代、すなわち25期は、本年11月開催を目指して準備中だ。

私はその実行委員会の副委員長を務めている。

実行委員会は、同期の完全なる有志によって構成されている。同期が700人強もいるので、学生時代は全く話したこともない仲間もいる。これが実に楽しい。「再会」ではなく、「新たな出会い」なのだ。でも、紛れもなく同じ景色を見て、同じ時間を過ごしていた仲間なのである。当時お互いは知らなかったが、話は合う。そして、強い一体感で結ばれている。う~ん、楽しい。

しかし、今回だけは、完全にコロナ禍に翻弄されている。川の水面にゆれる木の葉のごとく...。開催に向けてのモチベーション維持が難しい。

でも、高校時代の仲間とこうして何か一つの目的に向かって準備をしていくことは至福。そして、先輩から受け継いだこのバトンを後輩に繋げていくことは感動。母校愛だけが理由。

当初は「一日がかり」のイベントで構想していたが、今は、「半日」で終わるように時間を短縮しての開催を検討中。「密」にならないための細かなルールも作った。懐かしい「顔」を見るために集まるイベントなのに、マスクをしていたら意味がないので、マウスシールドを全員分用意し、そこに3年生の時のクラスとフルネームを入れるというアイデアも出ている。母校の象徴である校歌も、斉唱ではなく、演奏のみとせざるを得ないだろう。

開催なるか、HCD。

実現に向けて最大限の準備を進める。しかし、当時友人であったかは別として、同じ景色と同じ時間を共有したかつての仲間と、30年の時を経てこの一年半、一緒に考え、悩み、そして笑ったことはすでに宝だ。

これ以上、何を望めばいい?

テーマは「絆」。



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