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【23】結局どっち?朝ごはんは食べるべきか食べないべきか

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
おかゆです。

今日はこのお題です。
「朝ご飯は食べるべきか食べないべきか」
使い古されたテーマですね。

きっかけは、昨日の友達との会話。

「朝ごはんって食べない方がいいらしいよ」

「そうなの?なんで?」

「胃を休めるためだってさ。
 お昼も少なめで良くて、夜がっつり。」

「へえー、そうなんだ。」

こんな他愛のない会話をしてたわけです。
家に帰って、そういえば朝ごはん食べない方が
いいって言ってたな。
よし、明日から朝ごはんは抜いてみよう!

…いや待て待てと。


これよく聞くやつだなと思った私。
そもそもソースもわからない情報で
毎朝の納豆やめていいのかな?
よし、noteさんに教えてもらおう!

という流れで、今回のテーマが決まりました。

※最近はよくわからない事があるとnoteに
 記事を書きながら理解する感じになってます。


前置きが長くなりました。
ではいってみましょう!



1.朝食を摂る・摂らない場合のメリット・デメリット


まずはメリットとデメリットをまとめてみます。

自分で思いつくようなものはそのまま書きますが、
何かを参考にする場合には巷にあふれている
情報では適切な情報が得られるか怪しいので、
厚生労働省が認めているような学術論文などのみに制限します。

朝食を摂るメリット

朝、米を食べるのは肥満予防につながる
(可能性がある)
・抑うつの程度が軽い
・食事のリズムを維持しやすい

朝食を摂るデメリット

・時間が奪われる
・食欲がない場合は無理に食べる事になる

朝食を摂らないメリット

・家を出るギリギリまで他のことができる
・摂取カロリーを制限できる

朝食を摂らないデメリット

・肥満や高血圧のリスクを高める
・脳出血のリスクが高まる

こんなところでした。

引用元:
①「食生活指針の解説要領」
文部科学省、厚生労働省、農林水産省
https://www.alic.go.jp/content/001164288.pdf

②「朝食欠食、マクロニュートリエントバランスが若年健常者の食後血糖値、満腹感、エネルギー消費量、および自律神経活動へ及ぼす影響」
永井 成美、坂根 直樹、森谷 敏夫
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/48/11/48_11_761/_pdf/-char/ja

③「朝食摂取と勤労者のメンタルヘルス」
西 基、三宅 浩次
https://hsuh.repo.nii.ac.jp/records/6986


2.自分なりの考え


メリット・デメリットはそれぞれ理解できました。

健康を維持する事を目的にするなら、
朝食を食べたほうが良いでしょう。

特に朝お米を食べると
肥満予防につながるかもしれない、
というのは毎朝納豆ごはんの私には朗報でした。

一応補足しておくと、
上の2番目の引用に記載があるんですが、
朝食を食べると朝食抜きの人に比べて
満腹感と食事誘発性熱産生が増加する
んだそうです。

食事誘発性熱産生というのは
読んで字のごとくですが、
食事をした際に消費するカロリーの事です。

つまり朝ご飯を食べると、お腹いっぱいになるし
消化するのにカロリーも消費するからお得
だよね!
ということです。

まあそれはそれとして、
朝ごはんを食べる・食べない論争を
引き起こしているのは、
こういう理論的な部分だけでは
ないよなあと書いていて思いました。

食べるか食べないのかを決めるのは
個人の問題で、
その人それぞれの立場や
大事にしていることが違う。

例えば単身なのか家庭持ちなのか、
子供はいるのかいないのか、
成長段階なのかそうではないのか。

他にも職業や活動時間によっても
意見は変わるでしょう。

夜勤の人にとっては
「朝ご飯ってどれのこと?」
って感じでしょうしね。

なので視点を変えて、
大事にしていることによって
朝ご飯の持つ意義も考えてみます。


家族にとっての朝ごはん

顔を合わせて食卓を囲む朝ご飯には、
健康面以上に
心理的な安心が生まれるでしょう
(だといいな)。

調理をする人にとっては
手間がかかって大変という面も
もちろんありますが、
料理は創造的な活動です。

私が大尊敬する外山滋比古さんも、
下のように語っています。

炊事をしていると、
毎日のように小さな発見がある。
創造的だと思う。
食べてホメてくれる人があれば最高だ。

外山滋比古『失敗の効用』より

ご家族が毎日ホメてくれるかはさておき、
関わる全ての人にとってメリットがありそうです。


ダイエット中の人にとっての朝ごはん

摂取カロリーも増えるしどうなの、
というところでしょうね。

ただ上にも書いた通り、
朝の米食は消費カロリーが増えやすいので、
満腹感のわりに蓄積するカロリーは少なく
コストパフォーマンスが高いです。

そもそも食事を抜いてのダイエットは
いつまで継続できるのか、という点でも
疑問が残るので、朝ご飯は摂っても良さそうです。


朝起きるのが苦手な人にとっての朝ごはん

これは厳しいですね。
しっかり一汁三菜摂るには
時間が足りなくなりそうです。

正直つらい思いをしてまで
朝ごはんを摂るメリットが
感じられればいいですが、
そうでなければ少しでも
布団の中にいることを優先させたい。

ただ健康面を考えるとメリットはあるので、
朝起きるのが苦手な原因が排除できるなら
長期的に考えると改善できると良いけど…


パン派の人にとっての朝ごはん

ここまで米食の前提ばかりで書いてきましたが、
パン派の人もいるでしょう。

参考にした論文の2つ目において、
実は米食とパン食の比較もされています。

基本的に米=高糖質、パン=高脂質であるとして、
カロリー消費の増加幅が大きいのは
高糖質の場合
だそうです。

また、満腹度が高いのも高糖質の方なので、
昼食の量を抑制できます。

ただ米、パンどちらにおいても
朝ご飯を食べない場合は
昼食摂取後の消費カロリーが少なく、
さらに心拍数が顕著に増加するそうです。

つまり
米・パンどちらでも食べないよりはいいけど、
健康やダイエットを意識するなら米のほうが良い
ということですね。


3.まとめ


結局、私が辿り着いた論文や資料において、
友達の言っていた「朝ご飯は摂らないほうが良い」説は発見できませんでした。

所詮ド素人の私が一日で発見できる範囲なんて
たかが知れているので、
もしかするとどこかに
そんな資料があるのかもしれません。

ただ今回の件を通じて感じたのは、
ネットニュースやそれっぽい情報を見ただけで
自分の行動を変えるリスクです。

朝ご飯を摂るか摂らないかなんて
他愛のない会話でなにをそこまで…
と思う方もいるかもしれませんが、
じゃあこれが株式投資の話だったらどうでしょう。

家を買う、車を買うなどの大型出費の話や
レーシックやICLなど自分の体に関わる話なら?

今はYouTubeやTwitter、Googleなど簡単に情報を集める手段があります。
ただ、集めた情報をもとに行動するのは自分です。
その責任は自分にあります。

外れくじを引かないように注意しながら
安全に生きていきたいなと思いますし、
そのために今後もnoteさんには
お世話になろうと思います。

まあなんか偉そうなこと言ってますが、
ひとまず私は今朝もいつもの納豆ご飯を
納得しながら食べて元気いっぱいです!


ではまた!

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