今日は7月7日🎋

年に一回織姫と彦星が愛を確かめ合う
日本中が注目する一大イベントだ

子供の頃は笹葉に願いを込めて

「パイロットになれますように」
「ケーキ屋さんになりたい」
「総理大臣になれますように」

など大きな夢というか壮大な妄想というか
イヤ実際叶えた方もいらっしゃるので
一概には言えないがラリってたのかと思う
子供時代なのだ。

夏休みはいつもより異様に早く起きて
なんでもいいからテレビを勝手につけて

麦茶こぼしながら勝手に飲んで
寝てるオトンがわざわざ起きて来て
思いっきりアタマしばかれるのが
夏休みのルーティーンだった。

朝からハイテンションで午前中に
友達と市民プールに行って溺れかけ
初めて見る洋式🚽トイレに
テトリスのように座り用を足し

お昼には市民プールの売店でまだ出来てない
金ちゃんヌードルをボリボリ食べてチャリで帰る

そんなパラダイスの様なエブリデイ
帰ると扇風機の前で昼寝するという
今思えば何様だったのだろうと思う
チンピラのヒモ生活のような毎日だった。

当時は今のようにエアコンなどかけなくても
扇風機で充分涼しく首振りにして
快感と苦悶を行ったり来たりさせて熟睡していた。

当然、刺されると猛烈に痒い
「蚊」🦟
もたっぷり出現する

🌀ぐるぐる巻きの火を着ける
蚊取り線香で防ごうと努力する人類だが
蚊🦟がコロリの前にコッチの喉が痛かった

そのうち高学年になる頃には電子式の
「アースノーマット」
なる未来の蚊取りグッズが登場

「もうコレでこの世から蚊がいなくなる」と
オトンが自分が発明したかのように自慢げに
言ったのを思い出すが令和5年7月も普通にいる。

時は流れその蚊取りマットな未来をさらに
ミライがぶんどって行く。

「蚊取りリキッド」の登場だ。
昨日の記事にもしたが、産業スパイでも
いるかのように各社一斉に新発売だ。

アースもベープも大御所キンチョーも
一夜限りの大人な関係のノーマットより
末長く夜のお供にな愛人のようなリキッドに
さっさと鞍替えしたのだ。

各社そうやって新発売するので
リキッドが「アースかベープか問題」が
各家庭で問題視され特に子供が犠牲にあう。

「ちょっと蚊取りの玉買って来て」
ベテランオカンはリキッドを「玉」という
拳銃の実弾をスラングで言うギャングのように。

子供はお小遣いもらえるから張り切って買いに行く
しかし売り場に山のようにある蚊取りリキッドの
その種類とメーカーの多さに圧倒される。

お小遣い欲しさにお使いを安請合いしてしまう
アホの象徴が売り場にただ茫然と立ちすくんでいる。

お店の人に聞いてもウチのマシンがどこ製か
知らないだろう。

もう思い切って1番安いのと1番高いものの
間のリキッドを買う事にする。
さすが中流家庭の長男である。

オカンに「球入れといてよ〜」
と抗争カチコミ前のように言われ
ちゃんと合うのかドキドキしながら玉を込める。

🔌コンセントを差し込みパイロットランプが
ひかりどうやら正解のようでホッとして
50円玉をもらってその玉の記憶を無くす。

そういう記憶喪失を繰り返して大人になった今でも
アースかベープか問題は人々につきまとう。
この先もまるで業のようにつきまとう。

そんなある夜
「各社共通にして成分や効き目だけ特色出せば？」
と思ってGoogle先生で調べると唖然とした。

「各社互換性がある」

この年まで生きて来てこれほど慄いたことが
あるだろうか。
あのメモや写真を撮って売り場で確認し
なんやったら店員さんに見せたあの月日を。

神様は人間の時間を平気で奪って行く

コレを書いてるワタシと
読んでるあなたの時間のようだ。。。

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