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ブルワリー見学ツアー後編〜呪われた海賊たち〜

ども!葛飾区初のブルワリー設立、早くしないと初じゃなくなっちゃうかもとガクブル額に脂汗きちブルーイングです!

今回は伊豆ブルワリーツアー後編としまして、沼津クラフトとリパブリューへの訪問記事を!(そして今回もあんま写真がねえ!!)

昨晩大量のクラフトビールを文字通り浴びるほど飲んだ私は、朝ホテルで目覚めた時、慣れ親しんだ痛みを腹部に感じる。
そう、私はお腹が弱いのです。飲み過ぎた次の日は必ずピーピーなりますし、ちょっと飲んだ次の日もピーくらいになります。
オーストラリアに住んでた頃、現地の牛乳(海外によくある賞味期限が超長いやつ)が合わな過ぎて豆乳に変えたぐらい。辛いもの食べてもPPになりゃ、たまに酒も刺激物も摂取してないのにPになる朝は「どして?」ってなるけどつまりお腹弱いです。
身長や丈夫な骨作りのために小さな頃から母親が毎日牛乳を買っては飲ませてくれていたが、その栄養分を全部ケツからPしていたと思うと泣けてきます。
というかPがいつもなので、僕にとっては普通の状態であり、ポジティブに考えると便秘知らず。(どんだけP話しに行費やすの)
ただ今回のはかなり強めのPを抱えていたようで、とりまホテル出るまでに3Pをかまして駅へと向かう。

そんなP野郎を今回沼クラへ案内していただいたのは、あっくんこと阿久沢 健志(あくざわ たけし)氏。元反射炉ビヤ醸造長、アウトサイダーブルーイングを経て現在は沼津クラフトで働きつつも自身のオリジナルブランド一騎醸造でも精力的に活動するビール変態(良い意味) 。日本酒の蔵元でも醸造経験を持ち、麹に関する知識で右に出るブルワーは日本いや世界に恐らくいないであろう、もう実は発酵変態(超良い意味)

醸造歴10年の大先輩であるあっくんだが、同い年ということもあり、ベアード時代から非常に良くしていただき大変お世話になっている。ビールに関して非常に豊富で幅広い知識を持ち、それを惜しげもなくいつも教えてくれるあっくん。その飽くなき探究心にはいつも驚かされつつも、俺ももっと頑張らなければと気持ちをシャンとさせてもらえる存在。

そんなあっくんも所属する柿田川ブルーイングは、沼津駅から徒歩15分ほどに位置する柿田川沿いにある醸造所で、創業者の哲也さんは元ベアードビールのリードブルワー であり(働く時期はギリギリ被ってない)、静岡ブルワリー界隈の兄貴的存在。今回の見学も快諾していただきあざました!!

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元々写真館だった建屋をブルワリー に改装した柿田川ブルーイング。醸造設備はビアバナ(ビア天国)で知られるクラフトビールのメッカ米国オレゴン州ポートランドにあるポートランドケトルワークス(以下PKW)。アメリカでも多く使用されているPKW(あのLABREWETRYとも提携?しており、PKWののテスト醸造先でもある)は、ここ日本でも大人気。そして高級品・・・イイ設備使ってやがる!!

ここでの写真あるっちゃあるんですが、めちゃくちゃ部分的で一見何の写真かわからないものばかり。

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へ〜ケトルの内部に筒状のヒーターが設置してあるんだ〜

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わ〜ここのパネルで配管チェンジできるの超便利ぃ〜

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俺も蓋の内側にフックつけてドライホップしよ〜

という完全に私個人目線での写真ばかりで、皆様に伝わる写真撮ってねえ!!
けど色々と細かいところまで見せていただき、非常に参考になりました。

その後は醸造所併設のテイスティングルームで迎酒。定番のバイカモIPAとマージーサイドESBが個人的に好きなのですが、バイカモはシエラネバダのIPAを思わせるようなクラシックで飽きのこないスタイルで、その他のビールも派手さや流行りものと言うよりはドリンカブルな定番スタイルで何杯でも飲めるっているビールが沼津クラフトの最大の特徴ではないでしょうか。
ちなみにあっくんのオリジナルブランドである一騎醸造のビールが繋がってる日もあるので出会えた貴方はラッキー!

柿田川ブルーイングで4パイントほど(と2P失礼させて)いただき、お次は三島駅へ移動しリパブリューへ。

9/5に2号店となるスライダーハウスをオープンさせ、コロナ禍を物ともしない畑社長率いるイケイケ集団リパブリュー。代々木のウォータリングホールなど、都内でも多くのビアバーで繋がっている今や静岡を代表するブルワリー。

2店舗目のオープンに向け超絶多忙にも関わらず、快く醸造所を案内してくださった畑さん本当にあざした!!

そんなリパブリューの醸造所は設備の位置関係や配管などが本当に綺麗。ブルワリーのコンサルも手がける畑さんのブルワリーデザイン力や設備+設備周りに関する経験値が本当に豊富で、いつも大変勉強になる。この醸造所、地下に位置することもあり、窓が無い分換気もしっかり出来る作りになっており(CO2を使う醸造所ではきちんとした換気が出来ないと危険)、なんと言っても空調もしっかり効いているのだ。(ほとんどのブルワリー では、サウナ状態で夏の醸造をしていると思う!)

その他、中国設備メーカーの代理店、廃棄モルトを使ったワンちゃん用クッキーの加工販売、最近では沼津蒸留所にも参画しているとかで、ビールのみならず関係する様々な分野での活動を行う、社長兼ブルワー というか、事業家兼ブルワー、ブルワー界の前澤友作と言われてるとか(言われてない)。

リパブリューは本場アメリカのブルワリーを彷彿とさせる雰囲気に、定番から流行の人気スタイル、挑戦的なものまで様々なビールを醸し、美味しいビールはもちろん面白い発想で作ったビールを飲ませてくれる。ちなみに定番の69IPAは非常にお手頃な値段でオンライン販売もしているので是非お試しを!

リパブリューで2パイントいただき(こちらもしっかり1Pをかまし)、そして最後は沼クラの直営店であるビアフィールドへ。二日目だけで合計8パイントをいただいた私ですが、Pの方も順調に推移し(コンビニとミスドでも1Pずつ)、こちらも計8P。入れては出るというカリブの海賊にいる骸骨の海賊並みの飲みっぷりで久々の伊豆クラフトビールを堪能させていただきました。

今回のツアーに関わっていただいた醸造所の関係者の方々には本当にお世話になり、ベアード時代は非常に良いご縁の中で働かせていただいていたという事も再確認でき、本当にありがたいと感じました。

また、設備の見学のみならず、それ以外の収穫が非常に多かった本ツアーはこれからブルワリーを立ち上げる身としてとても有益なものでしたし、特に先輩経営者の経験談は貴重な情報であり、不安いっぱいな道も先人達が乗り越えてきたと思うと勇気出るよねっと自身を奮い立たせるカンフル剤となりました。

やる気も充電でき、導入設備も決まってきてる。融資や補助金も場所さえ決まれば進められる。そうだ場所だ!場所!場所!早く来い運命的な出会い!こっちは準備万端なんだよ?!あん??!(まずは焦らずじっくりと場所選びに注力していきたいと思います)

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