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古民家の土間に三和土をつくる〜準備編〜

みなさま、こんにちは!

築100年古民家のリノベーションをやってます。
三和土という昔の土間を作りたいのですが、調べれば調べるほど早く作りたくて仕方なくなってきています。
#早くたたきたい!
と、いうことで今回は土間作業の様子をお届けします。



ついに現れた古民家の土間

2023年6月頃から解体を進めて約半年が経ちました。
二階建てのなんとも広い古民家を
バールと木槌だけで
解体作業を進めております。
おかげで私は、力が強くなりました!
そして、
ようやく解体は基礎まで辿り着きました。
壊してばかりいないで、
作らないといつまで経っても完成しませんね。

家の中心にある田の字に並ぶ4部屋の和室だった場所。今回はこちらの基礎を外します。

Before 床下の状態。
細いのは根太。太いのは大引き。

古民家の造りは伝統工法というもの。木と木をしっかりと組んであります。
台風や地震にも耐えて100年もの長い間しっかりと建っている。職人の技術はすごい!

基礎を解体

今回は、女性と子供が中心のお手伝いが来てくれました。「リノベーションやりたい!」と集まってくれたのですが、女性はみんなパワフル!!!

太い木材も軽々と、どんどん外へ運び出していきます。

足場の悪いところ
木材持ったまま渡り歩く。
残りは大引。
太くて丈夫。外すの大変だ〜
ちびっ子もお手伝い!巨大なハンマーがお気に入り。



広々とした土間が現れた!

床下でランチタイム

作業後は、
家の床の下、いわゆる床下でランチタイム♪

椅子に木材をのせた簡易のテーブルを
ぐるっと囲んで食べます。
床下でご飯を食べるのは全員初めての体験でした。

秘密基地みたいで、何だかワクワク!

羽釜で炊いたご飯と豚汁
シンプルな食事なのに格段に美味しい

たくさん体を動かして、いっぱい食べて
楽しくリノベーションできました。

お手伝いしてくれた方に感謝!

土間の材料には畑の土!

床下から現れた土間を「三和土」に仕上げていきます。そのためには大量の土が必要です。

↓試作の様子はこちら


なるべく環境に優しく、人にも優しい素材で仕上げたい。古民家の良さを活かしたい。

土を買っても良いのですが、地元の素材で作りたいので、畑の土を掘ることにしました。

小雨のなかで畑で土を採掘
土が湿ってて重たい!
かなりの重労働。
赤土が出てくると、粘って掘れない
どうにか軽トラ一杯分を
掘ることができました。

雨が強くなってきたので、本日の作業終了。
また次回は、土を掘り三和土を作っていきます。

三和土ワークショップを開催予定なので
お楽しみに!


山口県山口市で完全予約制レストラン「mitsuwa」を営む。シェフはフランス星付きレストランで修行。店は築100年の古民家を2年間かけてセルフリノベーション。店前の畑では年間100種類を超える野菜やハーブを栽培。宿泊施設を2024年中にオープンするために古民家を改装中。

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