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自由の代償

俺の自由を感じる瞬間とはいつかな。

やはり、目覚まし時計を気にせずに寝れる時かも。


今は持ち家もあり、食べる物にも苦労してない。


だから、いつまででも寝ててもいいし、誰にも怒られない。


これこそ自由!


誰にも縛られない!


でも……


誰にも縛られないということは、誰にも必要とされてないということだ。


そう考えると、自由の身とは本当に幸せなのか?


今、子育てなどで自分の時間をなかなか作れないお母さんたちは、毎日子供の食事や赤ちゃんなら夜泣きで眠れなかったり、家族のいろいろな世話で、なかなか自分の時間が作れず自由を感じる瞬間も少ないと思う。


でも、自由な時間ばかりの俺には、子供に泣いてまで必要とされ、自分の作った料理を食べてくれる家族がいる時間は、自由な時間より遥かに尊く光り輝く時間だと思う。


人に必要とされてない自由な瞬間より、家族に必要とされる自由のない瞬間の方が、生きる意味がある瞬間だ。


死ぬときは誰だって1人で旅立つ。


だから、今の人に必要とされ、自由な時間の少ない人生を楽しむべきだと思う。


家族のために自分の自由な時間が少なくなってる全ての人を俺は心から尊敬しています。

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