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動作不良

概要 

身体の動作不良とは簡単に言うと 動きに難がある、特定の動作が全くできない、力自体が入らない のような状態です。

動作の改善とはチェックを行い、難がある動作を特定してケガしないように動かしていく、それだけの単純ものです。

また、セルフチェックも案外簡単で、基本的にはよほどの状態でなければ誰でも行えます。

○背伸びできるか? ○立位体前屈はどのくらい? ○バンザイはできるか? 等です。

苦手を特定して動かす、簡単なのですが追及するとこの部分は非常に深くなり、体操選手でもない限りほとんどの方は問題が出てきます。

筆者は以前、仕事として相撲をしていた時期がありましたが、相撲特有の動作に偏った結果、全身の主要な関節はほとんど損傷してしまいました。

スポーツの現場では、トレーニングと言っても時期や体調により様々な変化を加えて、ストレングス(強化)、コンディショニング(調整)、のように出来るだけ怪我をしないように様々な専門家が意見を持ち寄って選手をサポートしていたりしますが、知識の偏っていた現役時代の筆者は、偏った動作のし過ぎで体を悪くして、いまだに不自由な部分もあります。

この【動作】というのはとても重要な分野ですので、将来的な怪我の予防などの為にも是非とも改善してみてください。では説明していきます。

困難な動作、それによりどう困るか

人は身体動作により、歩き、立ち上がり、タイプをし、箸やフォークを口に運び、ルールを決めてスポーツをする、など行っています。
日常生活の中では、障害のある方だけでなく、どんな人でも困難な動作に出会う可能性があります。
例えば
●高くて届かない・・・車いすの方だけでなく身長が低い、ジャンプ力が弱いなど様々
●低くて届かない、かがめない・・・妊娠中、スカートである、腰痛、保持する筋力が弱い
●腕が上がらない・・・肩こり、腕が痛い、ケガ、重量物を上げれない、関節障害など
●片手しか使えない・・・関節障害から、手に物を持っているなど様々
●指先が使えない、細かい動作ができない・・・関節障害から、冷えやかじかみまで様々
●杖をついている・・・加齢症状から、捻挫や骨折一時的に松葉杖をついているなど
●素早く動けない、静止できない・・・筋力不足や足場や環境の悪さ、神経系の悪さなど
●手が滑る・・・手先が塗れていたり、多汗症、乾燥など
●入れない、近づけない・・・松葉づえ、車いすから、身体サイズや体の固さなど
●筋力が発揮できない・・・女性、高齢の方、お子様からしびれや神経障害まで様々

このように、動作そのものが何かしら物理的な理由で出来ない場合もありますが、筋力不足や関節や健などの異常、神経伝達に問題があるなど、肉体的な理由でできない場合もあります。
近年では、筋力不足や偏った身体活動により動作不良を起こしているケースが多く見られます。
肩が上がらなかった、膝が曲がらなかったが、トレーニングやリハビリをしたらできるようになった、こういった話はよく耳にすると思います。
実際、リハビリテーションなども神経や筋力の回復を目的としている事がほとんどです。

また身体動作は感情処理に影響を与えると言われています。
例えば上方向の身体動作は快感情、下方向の身体動作は不快感情と結びついている、というような内容です。
たかだか動作ですが、できない動作があるという事は大きなハンデを抱えている、と言ってもいいです。

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まとめ

断言できますのは、動作不良は百害あって一利なしです。

スポーツなどでは、できない動作があれば間違いなくパフォーマンスが低下しますし、肩が上がらなければ腰などで代償的な痛みが発生したり、お腹の筋肉が上手く動かなければ痩せてもお腹だけムニュムニュしていたり、便通が悪くなったりもします。
リンパや血流の流れが滞ったり、冷え症になったりと、基本的に良いことはありません。

肩が上がらない原因が、筋力不足や神経伝達の悪さだとして、それの改善を行なわずに肩甲骨周りの施術を受けているだけでは、根本的にはほとんど意味はないので、ただただお金と時間が流れていきます。

当社記事では基本的な身体の知識から、運動理論に基づいた改善法まで実用的、実践的な部分を掘り下げていきます。
何に気を付け、どのようにして動き、休ませ、栄養摂取や血行改善などほかの要素との関連付け、最短で、無駄なく
それにより皆様の動作や活動に対する疑問やお悩みが解決すればうれしく思います。

自身の状態が理解出来ることで改善法も見え、不安のない状態になれると思います。

さあ、それでは本編をスタートしていきましょう!


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