中学生の頃からずっと肌についての悩みが尽きなかった。

中学時代は受験ストレスで顔面の側面にニキビができまくり（現在はシミになっている…）、高校時代は肌の油分とニキビに悩まされ、成人してからは混合肌+たまに顎にニキビが出現。前髪は油分でしっとりしがちなのに頬はカサカサ状態。

スキンケアにもそれなりにお金をかけてきたと思う。

ティーンの憧れスキンケアブランド、パパウォッシュpiuにはじまり、スキンケア特集で必ず登場するDHCやオルビスをライン使いしたり、原点回帰（？）で純石鹸と馬油を使ってみたり。成人してからは洗顔からクリームまで全てLUSHで揃えたり、化粧水だけSK-Ⅱを使ってみたり。オーガニックのナチュラルスキンケアも色々手を出した。

↑これに写っている商品、ほとんど使った（懐かしい！）

沢山お金と時間をかけてきたにも関わらず、中学からアラサーの現在にかけて「肌が完全に綺麗な期間」は累計数ヶ月しかなかったように思う。いつも何かしらのトラブルを抱えていた。

そして去年たまたま手に取った肌断食の本を読んで、なんとなく肌の仕組みを理解して気づいた。

私はスキンケアのやりすぎで皮膚（角質層）が極端に薄くなってしまっていたのだ。

肌がごわついたらドラコスのピーリングを使用し、乾燥で皮が剥けていたらスクラブ入りの洗顔料でごりごりと肌を痛めつけていた。表面はつるっと一皮剥けたように感じるが、すぐにまた乾燥とニキビに悩まされる。そしてまた新しいスキンケアグッズを買い足す。効果は一時的で根本的な解決にはならない。それの繰り返し。

昔から不思議だったのが、肌に手をかけない人ほど肌が常に綺麗で整っていたこと。

恋人は毛穴もニキビもなくツルツル美肌だが、洗顔料すら使っていない。水かぬるま湯で洗うだけ（洗わない日もある）

美肌の友人は日焼け止めを塗りノーファンデにベビーパウダー、普段はメイク落としは使用せず洗顔のみ。化粧水はドラコスの安いものを使い、ニベアか馬油を少量塗るだけ。スクラブやパックもほとんど使用したことがないらしい（そもそもあまりスキンケアに興味がないっぽい）しかも高確率でメイクを落とさずに寝るズボラさ。

恋人や友人は肌が特別強いんだろうなと思っていたが、今考えると肌への摩擦が少ないので、角質層が正常に厚く整っていたのだろう。

本を読了していてもたってもいられず、とりあえず肌の摩擦を最小限にしてみよう！と思い、クレンジング類を全て捨てた。仕事で忙しい日は洗面所でクレンジングする元気がなく、拭き取るタイプのクレンジングシートを長年愛用していたことに大後悔…毎日ごしごし皮膚を削っていたんだなあ…

※追記※

とあるスキンケア本に

「寝る前にメイクだけでも落とす」っていうので、拭き取りタイプのメイク落としがあるけど、あれは地獄への片道切符

と書いてあってさらに絶望。

↑このシリーズをヘビロテしていた

洗顔フォームも捨て純石鹸に変更。元々石鹸が好きで色々試してはいたが、現在私が使用しているのはコスメ企画室エリカさんのオーガニッククレイソープ。Twitterでちょくちょく話題になっていた石鹸。

値段も割と高いし（1800円）若干怪しさを感じつつも使用したら最高の石鹸だった。もうこれ以外使えないほどヘビロテしている。

ドラッグクイーンの濃いメイクも落とせる石鹸なので、石鹸落ちコスメじゃなくても一度洗いですっきりする。洗い上がりはパサパサせずにしっとりさらさらの手触り。ほのかなローズの香りも癒される。

そして化粧水。これは完全にやめてみた。洗顔後はすぐに化粧水をつけるもの！！と脳に刷り込まれていたので、化粧水をつけないのはとても勇気がいる。でも化粧水をたっぷりつけても肌は綺麗にならなかった。だったらつけない実験してみよう。

洗顔後水分を拭き取り、サンホワイトシルキー（白色ワセリンの柔らかいやつ）を薄く伸ばす。スキンケア終了。つけたてはかなりテカテカする。

以前のスキンケアは

ミルククレンジング（牛乳石鹸）→洗顔（LUSH天使の優しさ）→たまにパック（ガスールor LUSHパワーマスク）→化粧水（オルビスor豆乳イソフラボン）→シートパック（ルルルンorメディヒール）美容液→クリーム（LUSHサラリズム）

現在は

洗顔（クレイソープ）→ワセリン

楽！！！！かなり面倒くさがりなので、スキンケアの時間が3分の1以下になったのは嬉しい。スキンケアにかけていたお金もだいぶ削減された。

本来の肌断食はメイクはせず、洗顔もぬるま湯を推進している。しかし流石にノーメイク生活は無理なので、上記のゆるい肌断食にした。

この生活を半年くらい続けてみた。

全く何の問題もなかった。

もちろんいきなり超絶美肌になったりはしない。しかし混合肌は改善し、ニキビもできにくくなった。前髪が油でしっとりしない。頬が皮がむけるほど乾燥することもない。毛穴も以前より目立たない。肌色のムラも多少マシになった。メイクのりも悪くはない。

化粧水って一体なんだったんだ…？？？

もちろん化粧水をたっぷりつけてスキンケアし美肌の方も沢山いらっしゃるので一概には言えない。でも現状自分にはなくてもよい存在だったっぽい。というか肌の状態がマイナスすぎて、ゼロ地点まで持っていかないと化粧水の効果がないのかもしれない。

半年足らずで今までイジメ倒してきて薄くなった角質層が正常まで厚くなるはずはないので、またまだ美肌とは程遠いが、人並みには戻った。肌のツヤとハリが戻りつつあるので、ベースメイクが薄くなり透明感が出て良い感じ。

まだまだ美肌といえるまでは時間はかかりそうだが、ほくろやシミを医療の力で殺しつつ、ゆるい肌断食も続けていこうと思う。

（※全て個人の見解と体験談です。試す場合は自己判断でお願いしますね！）