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【海外インターンシップ〜「あるある問題」からみる受け入れ側の気をつける点】

おはようございます!
あきた創生マネジメント代表の阿波野聖一です。

前回は、過去の海外インターンシップの事例を通して、阿波野の考える「受け入れ側が重視すべき成功ポイント4つ」を紹介しました。

今回は、インターン生の受け入れで生じる「あるある問題」について、弊所が関わった過去の事例を通して、受け入れ側の気をつける点を書いてみたいと思います。


インターン生受け入れ「あるある問題」事例

インドネシアから来日した男子大学生の2人が、秋田の金属加工の会社でインターンシップにより就労しました。そこで起こった問題は下記の通りです。

①生活習慣の乱れ
20代の多くの若者が憧れの日本に来て、ある程度の期間で(3ヶ月ぐらい)生活に慣れてくると生活が乱れてきます。就労して収入も入るとなると、本来の目的である仕事や学びを忘れて遊びに走る。特に同郷の若者たちが近くにいるとなると、グループを作り常習的に遊ぶようになりました。

生活するための準備・説明

→対処事例
このケースでは、受け入れ側・大学側・わたしの3者でLINEグループをつくり連携して対処しました。1年間と限られた期間での就労に対して、本人たちの将来も関わってくるので、関係者は「親」ような目線で対応しました。また、この時の受け入れ先の寛大さには感謝しかありません。

他にも「あるある問題」として、、、

②「返事をしない」から生じる誤解
こちらも受け入れ先からよく言われる問題です。インターン生が、きちんと返事をしないから受け入れ側は「無視」されたように受け取るようです。
このケースの主な原因は、インターン生が言葉を理解していないのが大半です。決して無視したのではなく、どのように反応してよいのか分からないのです。

定期的な勉強会

→対処事例
このケースでは私自身が嫌われ役となり、きびしく接して日本語の勉強を促しました。また、受け入れ先に対しても、教え方のコツとして、一度に多くのことを教えるのではなく「ひとつずつ、確認しながら」教えることをアドバイスしています。

③共同生活での仲たがい
インターン生は基本的に共同生活をします。その中で仲たがいをして生活や仕事に支障を来たすケースがあります。

→対処事例
共同生活のルールを決めて、プライベートと仕事の両方でお互いを尊重することを教育しました。

問題が生じた時の受け入れ側の気をつける点


上述の通り、海外からインターン生を受け入れることは良いことばかりではありません。今回の「あるある問題」は、ほんの一例に過ぎません。そこで若い学生を受け入れるにあたって、問題が生じた時の対処方法として、わたしの経験から以下の気をつける点を紹介します。

●親の目線で接する
インターン生は社会人として独り立ちする前の若者ですので、まずは受け入れ側の事業主の方には、子供を育てるような「親の目線」を持って接していただけたらと思います。これは、外国人に限らず、若い日本人の社員を育成する際にも大切になる視点だと思います。

●多様性を受け入れる「学ぶ姿勢」が大切
言葉の壁や文化の違いで、さまざまな摩擦が生じることもあるでしょう。彼らも一人ひとり個性があり、学ぶペースも違います。ですので、お互いが「学ぶ姿勢」をみせることで、問題解決の糸口となります。

●信頼できる仲介者選びが重要
何か問題が生じたときでも、仲介者がコーディネーターとして協力してくれると安心です。ですので、海外からインターン生や海外人材を社員として受け入れる場合は、信頼できる仲介者選びが重要となります。特にインターンシップの場合、学業の一環ですので、その子の人生にも関わります。大学、受け入れ先、仲介者の3者の協力なくしては成功しません。

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①実際に受け入れている事業主に問い合わせをする
②実際に現場を見てみる

以上2つを、まずやってみてください。実際に行動してみると、いろいろな事が見えてきて前進できるでしょう。

次回は今年1月にインドネシアの大学で行った「日本の介護」に関する講義についてご紹介します。


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【人口減少社会において、介護経営をリデザインする】をパーパスに、あきた創生マネジメントでは、介護の人材育成と採用における経験を通して、業界全体の未来に貢献するため、人手不足に悩む事業所をサポートする事業を立ち上げようと思っています。

インバウンド再開に伴い、コロナ禍で離職した従業員の復帰が進まず、未だ人手不足の問題を抱える観光や飲食業界などは多数あります。そのため外国人労働者の受け入れを検討される会社も多く、弊社にもお問い合わせを頂くようになりました。

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