SNSで本当によく見るドバイ情報の “あるある” について、批判ではなく、粛々と “突っ込み” 、解説する第3回目。(view数はまだまだ…ブログ初心者)

“ドバイは安全”　という情報

今回はこの“安全”について深堀します。

あるあるCase4.　“中東の中でもドバイは安全”

⇒ △…○　総じて治安は良いが、用心が必要。

総じて、ドバイの治安は良いです。中東の中でも例外的に治安が良いと言っても良いでしょう。

それはなぜか？
ドバイは石油がほとんど取れず、非石油の経済・産業路線を進んでいます。そこでは、“人” “もの” “金” を呼び込むことが重要であり、そのためには治安が良い事は絶対条件であるからです。
さらに、ドバイは絶対君主制で国王は絶対であるため、国王の一言で警察も迅速に動きます。先進的な警備システムの導入、展開が非常に速い事もこの治安の良さを維持できる一つの要因となっています。

しかし、我々外国人が気を付けなくてはならない事はいくつかあります。
その代表的なものが、車の運転です。
前回の投稿でUAEナショナルは優遇措置があるという記事を書きましたが、事故を起こした際にもUAEナショナルが優遇されています。

UAEナショナルと外国人が事故を起こした場合、どんな事故であっても外国人が悪くなります。

昔、友人が信号に止まっているところに、UAEナショナルが運転する車に車をぶつけられ、相手の車はそのまま逃げてしまいました。ナンバーを記録していたので警察に行き当て逃げをされた事を説明。警察から車の持ち主に電話をして事故の有無を確認しましたがUAEナショナルはお咎めなし。事故証明書が発行されて終わりました...…！

外国人がレンタカーなど利用できる機会も増えましたが、くれぐれも運転には気をつけてください。
ちなみに、ドバイの場合、ＵＡＥナショナルのナンバーは４桁になります。所有者が偉くなるにつれて、その桁数が３桁、２桁、１桁と小さくなります。１，２桁は王族しか利用できないようです。

他の中東諸国に比べてドバイの治安は良いといえど、女性は深夜一人で行動することは極力避けてくださいね。独りでタクシーにどうしても乗らなければならない場合は、女性ドライバーのタクシーがあるのでそれに乗るなど対策をしてください。あとは、イスラム圏ということを忘れずに、服装などには注意しましょう。
安全と言われるドバイでも、『中東』であることを忘れないでください。

私はドバイに住んでいた時、何か有事があったらすぐに日本に帰れるよう、ビジネスのオープンチケットを持っていました。実際に、このオープンチケットによって救われた事がありますので、それはまたの機会に書きたいと思います。

to be continued…