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武蔵野大学大学院言語文化研究科ビジネス日本語コースってどんなとこ?

はじめまして。
こちらは、武蔵野大学大学院の言語文化研究科ビジネス日本語コースの公式noteです。

これから不定期で、武蔵野大学大学院の言語文化研究科ビジネス日本語コースの模様を公開していきます。

武蔵野大学とは?

けっこう古くて、けっこう新しい大学です。

古いとはどういうこと?
じつは、創立100年です。

もともとは、武蔵野女子学院として設立されました。
大正13年、1924年のことです。
なので、来年2024年にちょうど100周年です。
100周年に至るこれまでの歴史と今後の取り組みについては、こちらにまとまっています。

では、新しいとはどういうこと?
じつは、2003年までは武蔵野大学ではなく、違う名前でした。
むかしは、武蔵野女子大学。
20年前に、新しく女子大から共学の総合大学に変わりました。

現在は、文学部、グローバル学部、法学部、経済学部、経営学部、アントレプレナーシップ学部、データサイエンス学部、人間科学部、工学部、教育学部、薬学部、看護学部の計12学部から構成される学部教育をしており、来年2024年にはウェルビーイング学部もスタートします。

2024年5月現在で、約1万人の学部生と約300人の大学院生が、東京都の有明キャンパスと武蔵野キャンパスで学んでいます。

大学院言語文化研究科ビジネス日本語コースとは?

けっこうユニークな大学院のコースです。

授業や研究では日本語を使いますが、学生は全員が留学生です。

日本と世界の架け橋となるグローバル人材を育成するための大学院コースです。

このため、教育においては日本語による高度なビジネスコミュニケーション能力や問題解決能力や異文化理解力を養います。
研究においては、出身国と日本のあいだでのビジネスや社会の仕組みや言語や文化の違いやそれに基づく問題解決の研究をします。

日本では外国人留学生限定でビジネス日本語を教育研究する唯一の大学院修士課程です。

研究科の公式websiteはこちらです。

全員が留学生ですが、日本語で教育研究。

もともとの強みである出身国の言語能力とそのビジネスや文化の理解、そして、新たに強みになる日本語能力と日本のビジネスや文化の理解。

なにより、その二つの理解を高次元で融合し、異文化理解のスペシャリストとしての素養が磨かれるのが最大の強みであり、ユニークネス。

修了生は、それらの強みを活かして、日本、または、海外の出身国に戻って、ビジネスパーソンや日本語教師として、日本と世界の架け橋となるグローバル人材として活躍しています。

なお、言語文化研究科にはビジネス日本語コースの他に、もう一つ、言語文化コースというコースもあります。
こちらは、ビジネス人材ではなく、研究者養成のコースです。
ビジネス日本語コースの学生は、こちらの研究者養成コースの授業も一部選択して受講することもできるカリキュラムになっています。

どんな留学生がどんな感じで学生生活をしているの?

学生の出身国はさまざまです。

2023年10月現在で、中国、ベトナム、ウクライナ、ポルトガル、シンガポールなどの国籍をもつ学生が学んでいます。

大学院入学前に日本の大学などで学んでいた学生もいますし、出身国の大学で学んで日本語もある程度身に着けてから日本に初めて来て入学する学生もいます。

教育面では、カリキュラムの約半分が言語文化系の科目、約半分がビジネス系の科目です。

言語文化系の科目では、日本語教育を専門とする第一線の研究者たちが授業をします。
ビジネス系の科目では、実社会からの学びを大事にしており、MBAや企業での経営経験を持つ実務家教員などが教えています。

また、言語文化系でもビジネス系の授業でも、実社会とのつながりを意識しており、授業に企業などの実務家を招待して学生が提案をしたり、大学を飛び出して見学しに行くプログラムも用意しています。

研究面も、テーマは多様です。

中国市場における日系化粧品メーカーの進出の成功事例と失敗事例をリサーチしてそこからの日系企業への学びを研究している学生。

日本発のコンテンツの海外市場でのローカライゼーションの現状と課題を研究している学生。

YouTube上のコメント欄でのゲーム評価と実際のゲームビジネスの成否の関係性を研究している学生。

富士山における英語の観光ガイドの需要と供給を研究している学生。

ほんとうにさまざまです。

とはいえ、さまざまと言っても共通していることがあります。
それは、強みである出身国の言語能力とそのビジネスや文化の理解と、新たな強みになる日本語能力と日本のビジネスや文化の理解、この二つの強みを活かして日本と出身国を跨って研究していることです。

学生生活面は、もちろん、人それぞれです。
一つ言えるのは、学生生活の基盤となるキャンパスは、新しく、整っています。
授業や講演で来校いただく実務家の多くから「きれいで、国際的で、いいキャンパス!」と言っていただけています。

キャンパスは東京都江東区の有明にあります。
こちらが、実際の大学のキャンパス。

武蔵野大学有明キャンパス

りんかい線の国際展示場駅から徒歩7分、ゆりかもめの東京ビッグサイト駅から徒歩6分。
近くには日本最大級の展示場である東京ビッグサイトもあり、授業としてそこで開催されているビジネス展示会を見学しに行くこともあります。

東京オリンピックの舞台となった国際都市の有明、そして、そこにある新しいキャンパスで、大学院生たちは学生生活を送っています。

さいごに

これから、不定期ですが、武蔵野大学大学院言語文化研究科ビジネス日本語コースの模様を紹介していきます。

武蔵野大学大学院言語文化研究科ビジネス日本語コースの教育研究に興味をお持ちの方で出願も検討される方は、こちらの案内もご確認ください(日本語版および英語版)。

では、また、大学院の模様をご紹介できる機会を研究科一同で楽しみにしています!

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