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若い人に知っておいて欲しい 人生の真実(嘘と本当)

第2回

投資で儲ける! ☜ 儲けようとすると負ける(損する)

①投資初心者の皆さんへ
②どうして負けるのか
③どうしたら勝てる
④相場のタイミングを知るために
⑤まとめ

投資初心者の皆さんへ

 2024年から「NISA」(少額投資非課税制度)の新制度も始まります。若い人の中には投資に積極的な人も増えている様です。
 「セミリタイア」や「投資女子」なんて言葉も流行っているようですね。
誰しも経済的に豊かになりたい、お金を儲けたいというのは自然な感情です。そのノウハウや投資話が、それこそ江戸時代の昔からありました。

 今でも、一獲千金だとか、大きく投資で利益をあげた、という話がある一方で、「投資は怖い」「投資詐欺にあった」「退職金の2千万円を失った」なんていう話も聞きます。
 「株式投資」「投資信託」「金」「仮想通貨」「FX」などなど、たくさんの投資方法があります。
 本当のところはどうなんでしょか?
先ずいえることは、お金を儲けた人はほとんど黙っています。周りに触れ回ったりはしません。お金を儲けたことを触れ回っても良い事は一つもないからです。
 そして、お金を失った人はその悔しさを誰かに聞いて欲しくて触れ回ります。なかにはおおげさに損失や被害にあったことを声高にいいます。

 ということは、実は儲けている人の方が多いのでしょうか?
 いいえ、すくなくともこれから始めようとする、いわゆる初心者という人は殆ど損を出しています。

 私はFX(外国為替証拠金取引)の記事や、詐欺情報の記事も書いているように、一般の方よりはそのあたりに詳しいのですが、FXトレードでは以前から、「9割が負け、勝てるのは1割」といわれています。
 実際のところ、正確な資料自体がないのですが、ある調査では6割が負け、勝ち組が4割。または、7割負け、3割勝ち、というデーターがあります。どちらにせよ利益を出している人の方が少ないのです。
 ただし、これは長く投資をしている人も含めた全体の割合で、とくに、初心者に関しては、はじめて1年以内の人は間違いなく9割が負けて損をしています。

②どうして負けるのか?

ではなぜ? 投資初心者は負けるのでしょうか?
 勉強不足、経験が足りない、知識が不足しているから
なのでしょうか?
 現在、これから始めようとするのは若い人たちだけではありません。
年金の問題などで投資をはじめようとする高齢者も多いようです。こういう人生の達人みたいな人も大きくお金を失っています。
 つまり、年齢ではないのです。

それは、投資に対して、<勉強不足、経験が足りない、知識が不足している>からなのです。

 それならば、投資の勉強をして、経験を積み、知識を増やして臨めば勝ち組になれるのでしょうか。
 いえいえ、そんなに簡単な話ではありません。

どんなに勉強をして、知識を増やし、十分なお金を用意しても、大半の人は負けてお金を失います。

 まず、考えてみましょう。
あなたが投資をするとき、どう考えていますか?
 そう、お金を増やそうと考えていますよね、当然です、そのための投資ですから、
 実際、お金を増やそうと思っても、元本保証の預金などでは、利率も低く、ちっともお金は増えません。
 だからこそ、投資をするわけです。
 そこでは必ず元金である元本がマイナスになる「リスク」の話も聞きます。一応、そういうこともある(損をする)と覚悟をきめて投資を始めるわけです。
 ここで気づいて欲しいのは、あなたはまだ負けていない(損をしていない)ということです。
 それはそうです、はじめたばかりだから、お金も増えてはいないけど減ってもいない、確かに、手数料とかをとられているので、少しだけマイナスかもしれませんが、これから大きく増やすので、その以上にプラスになるはずです。
 と、つまり投資を始める人は「儲かる」ことばかり、上を見て始めます。同時に自分が損をするということは、頭の片隅にはありますが、全く感じていないのです。

 そして、初心者は負けやすいのです(その理由は後述します)
そのため、実際に、株式やFXなど投資をはじめて、そのうち負ける局面がきます。投資で損失をだすと、ほんとうにうろたえます。パニックを起こして、たいてい間違った判断ををして、さらに損失を増やします。

 自分では「リスク」を理解したつもりでいても、実際に自分がそういう立場になると弱いものです。
 「リスク管理」という言葉を知識として覚えていても、なんの管理も出来ません。
 人は投資をすると、負けやすい(損失を出す)行動をとるようにできているのです。 このあたりは、心理学でいうところの「プロスペクト理論」で明らかです。
 つまり
投資は負ける、損をするものだ 」ということを腹に落として理解していることが必要なのです。

③どうしたら勝てる

それでは、投資で利益を上げることは不可能なのでしょうか?
いいえ、負けを経験したうえでこそ、勝ちに行けるのです。

 では、どうして負けるのでしょう、もうひとつ理由が有ります。

 あなたに投資をすすめる、証券会社や銀行員、または友人なども、基本よいことしかいいません。リスクの話、損をする話ばかりをしていたら、あなたは商品(株式や投資信託)を買わないでしょうから、どうしても儲かる話に比重がかかります「今がチャンスですよ」「かなり儲かります、すでに実績も出ています」などなど、
 こういう良い話(儲かるらしい)という時、話題になるときはたいていが相場の頂点です。つまりこれから利益の減る時期に初心者は参入します。
 特に株式や仮想通貨などは、山と谷があり、人が注目するのが山の時です。山の次は下がる谷です、初心者の「高値掴み」がこれです。
つまりタイミングが悪いのです。儲からないタイミングで始める人が圧倒的に多いのです。

④相場のタイミングを知るために
 日本には四季があります。
実は相場にも四季があります、もうかりやすい「夏」と、みんなが損をする「冬」と、そこに移行する「春」と「秋」があります。
いまがどの時期なのかを知ることは投資にとって一番大事な事です。それができてこそ、タイミングもつかめます。利益も得ることができるのです。
 そのためには、すくなくとも、1年以上、相場の四季を経験しないといけません、知識として頭で覚える事も大事ですが、いざというときの瞬発力が経験と知識の差です。
 タイミングをつかむのには瞬発力がものをいいます。つまり経験値です。

正直、最初から儲かる初心者もいます。投資に関して天性の人も一部いますし、「ビギナーズラック」というのは確かにあります。
 あなたがそういう人ならばいいのですが、ほとんど一般の人はやはり負けます。また、最初から勝つと(利益がでる)かならず天狗になってその後に大きく負けて、せっかく得た利益を失います。さらに、それ以上の損失を出してしまう人が大半です。

⑤まとめ

このように、まず投資をすると負ける(損失をだす)ということを知ってください。
 そのうえで、どうしたらお金を増やせるのか真剣に勉強をして、経験を積み、それから再トライをしてください。
 若い時は時間があります。そして、損失も少ないのです。
これは気づきにくい事なのですが、若い時に少ない資金であることがメリットになります。つまり用意できるお金が少ないので、失ってもまた挽回しやすいのです。
 高齢者が退職金を全部投資したら、全部なくてしまったという悲劇が起こることがあります。
 何度も言うように、投資は、特に始めたばかりでは負けやすいのです。仮に10万円を用意して、投資をしたらその10万円を失った。
でも、頑張って働けば、何か月かで、また投資資金を用意できるでしょう。
 しかし、退職金の2千万円を失ったら、また用意するのには何年かかるのでしょうか?たぶんもう無理でしょうね。
 若い時だから、とくに、株式投資は若い人に向いています。
もう一度言います。

どうしたらお金を増やせるのか真剣に勉強をして、経験を積み、それから再トライをして投資をしてください。きっとお金は増えます。

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金の卵を産むのはあなた次第

<ひじきの金言>

ここでは
ああすればよかった、ああしてたらこうなったのか、と
分かっている様で、実はわからない、知らないことを、
足元を照らす、あかりになりそうな、そんなことをつぶやいてみました。
【おまえのその力、なんかの役に立たないの?】と姉に言われたオカルトな
ご主人さまが、みなさんの生き方にちょっとは役にたたないかな、とはじめたエッセイです。

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