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初心者のための投資のこれから<11月号*まとめ記事>(無料)

FXを中心に、ドル円相場を、株、仮想通貨の今の状況とこれからの分析を、初心者向けにお伝えします。

配信日> 1日 5日 16日 30日☜(最新記事)
あくまでも個人の感想です

2023年11月最新版 1日配信分



日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
前回-0.10% 今回 -0.10%(予想-0.10%)
変更無し!
31日昼(12:25分)日本の金利発表がありました。
10月最後の重要指標です。

ドル円は大きくドル高、円安となりました


ドル円の流れを少し振り返ります。

30日には、ドル円は150円てまえの149円台で推移していました。
30日23時、日本経済新聞電子版で「日銀は明日の金融政策決定会合で長短金利政策(YCC)の再修正を議論」というリーク記事が流れて、急激に円高に下落します。1円ほどさがり深夜に148.81円まで下がりました。
 31日の午前中はドル高に転じます。月末の特徴、ドル買いがすすみ、ドル円はまた149円台にもどります。
 日銀は大きく政策変更を実施するのか、おおいに注目されて、発表を待ちました。
 そして、発表、内容は上記のように、据え置きの変更無しです。
日銀は「長期金利の上限を1%を超える事容認する」と発表しました。しかし、これはすでにリーク記事で、みんなが知っていることです。しかも、いくら迄容認するのかとい具体的な数字も提示されませんでした。
 ただ、円は変わらず、変更無しと判断されて売りがあびせられたわけです。
 午後三時半の植田日銀総裁の会見が行われます。

植田和男総裁は物価目標実現への距離感を記者会見で問われ、「実現の確度が少し高まってきていることは事実」といいました。将来的には「われわれの物価見通しなどに大きな影響が出るということであれば、それは政策の変更に結びつき得る」といいましたが、現行では政策の変更は無しです。
ドル円は150円になりました。
 以前、150円をつけたときに、大きくドル円がさがり、為替介入か?とおもわれたことがあります。
 結局、日銀の金融持ち高に変更が無かったことが発表され、あれは為替介入ではなかったことが公表されました。(日銀は介入か介入ではないのかも、答えていません)
そして、31日 23:00 米国10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) ★ 前回103.0 (104.3) 結果102.6
が発表されると、ドル円は151円を超えました。
 ドルは買われ、151.71円まで上昇となりました。しかし、為替介入はやはりありませんでした。

 その後、少しさがりました。
結局、今回の日銀は、はっきりと表明も出来ず、介入のタイミングも遅れ、大口、投機筋に足元を見られています。
 いつでも、152円までは、介入は無く、円安は続きます。
 これが変わるかどうかは?今夜の深夜
(日本時間)3時のアメリカ、金利政策の発表のFOMCと、パウエル議長の会見で決まります。
(アメリカの金利は据え置きと見られています。よけいにその後の会見に注目が集まっています)ドル円は今は上目線です。
イスラエルの地上侵攻が始まり、パレスチナ紛争が過激化すれは、ドル円は下がりません。金利は上がりすぎて、下がるチャンスを待ってます。本来ならドル円は下がります。
こういう不確定要素の多い時に、利益を取ることは本当に難しいのです。初心者はポジションを取るほど、利益が減っていきます。


2023年11月最新版 5日配信分


ようやく、ドル円の方向性が見えてきました。
そのあたりのことを今回は配信していきたいと思います。
それは【DXY】です。

そのまえに、今週のドル円の動きを追ってみましょう。

11月1日深夜、(日本時間、3:00)米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれ、終了後政策金利発表がありました。
 前回 5.25-5.50% 結果 5.25-5.50%(予想5.25-5.50%)金利据え置き

発表後、ドル安になり、ドル円は151.160円から150.863円に下がります。
そして30分後の注目された
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見が行われます。
会見がはじまると、ドル円は上昇しはじめます。151.242円まで上昇します。まるで、エレベーターが下がり、また上にあがっていくようでした。
 パウエル議長の会見はややタカ派の内容でしたが、会見が終わると、ドル円はどんどん下降していきます。
151円を割り、150.151円まで値を下げていきます。
2日はさらに大きく値を下げて、3日には調整のために、ドルは買われ、値をもどしながら、3日夜の雇用統計と失業率の発表を迎えます。

3日21:30
アメリカ10月非農業部門雇用者数変化(前月比)
前回33.6万人 (29.7万人) 今回15.0万人(予想18万人)
米国10月失業率 ★★前回3.8%  今回3.9%(予想3.8%)
米国10月平均時給(前月比)★★前回0.2% (0.3%) 今回0.2%(予想0.3%)
米国10月平均時給(前年同月比)★★前回4.2% (4.3%) 今回4.1%(予想4.0%)
雇用者数は減り、失業率は上がりました。
アメリカの強い労働市場に陰りが見えました。これはインフレが下がり、金利を下げるサインとなります。
 ドル円は一気に149.289円までさがり、ドル安となりました。
こうして、今週のドル円相場は149.329円をつけて、終了しました。

このままドル円はさがるのでしょうか?それとも、また上昇するのでしょうか?FOBは年内にもう1度金利の値上げをすると発表しています。
今回、値上げをせずに据え置きしました。そうすると、あとは12月の「FOMC」しかありません。
来月、金利を上げるのでしょうか?
 「フェッドウオッチ」をみると、12月の予想は、値上げは4.8% 据え置きは95.2%です。マーケットは来月も金利はあがらず、据え置きとみています。経済指標の結果次第といわれていますが、その経済指標の結果が金利の上昇はないとみているからです。

 私がここで注目しているのがアメリカのドルインデックスです。「DXY]
ドル円は米ドルと日本円の相関関係です。DXYは、米ドルとほかのすべての通貨に対して全体的な強弱の相関です。ドル円だけではアメリカドルの本当の強さは見えてきません。DXYで検索すれば、すぐにその表が見られます。私はいつも「トレーディングビュー」で確認しています。

 その「DXY」をみてみると、ドルは7月14日の99.607から上昇を始め、一方的に値を上げています。そして、10月3日には107.322まで上昇したのです。そこまで強くドルはずっと買われていたということです。
 それから1か月近く、ドルはこの高値圏でレンジ相場を形成していました。つまりドル高が続いていたのです。
 それがはじめて、11月3日にレンジ圏を下抜けて105.049まで下がりました。これが私の言う方向性が見えてきたということです。
 今後、多少の戻り、ドル高方向の動きはあるでしょうが、結果ドル円は下がっていくとみています。
 中東紛争がアメリカとアラブの全面戦争に発展するというブラックスワンが起きない限り、ドル安、円高方向とみています。
 何より、来年はアメリカ大統領選挙です。なぜなら、高金利では、選挙に勝てないからです。

16日配信分


 今のドル円相場はわかりづらい値動きが続いています。
そのあたりを含めて、初心者の人は理解を深めていく必要があります。

 前回、3日のアメリカ雇用統計の発表で149円台になりました。
しかし、大きく下がったドル円相場は、週明けの月曜日から、また、円安ドル高の上昇にはいりました。
 毎日、ドル高に上昇し、150円台に、さらに151円台になりました。
 特に、パウエル議長のタカ派な発言で、ドル高は上昇していました。
14日CPI と15日米国小売売上高、PPI の経済指標の発表と、ドル円の動きをみていきましょう。 

14日22:30 アメリカ10月消費者物価指数(CPI)(前月比)前回0.4%  結果0.0%(予想0.1%)
米国10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)前回3.7%  結果3.2%(予想3.3%)
米国10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)前回0.3%  結果0.2%(予想0.3%)
米国10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)前回4.1%  結果4.0%(予想4.1%)
予想を下回り、おおく下げました。ドル円はドル安になり、150.808円まで下がりその後も、150.152円までさがりました。
 前月比0.5%低下。低下幅は2020年4月以来の大きさとなり、インフレ圧力が経済全般で和らぎつつある兆候が新たに示されたこと、
指標の結果は主にガソリン価格の下落が寄与。燃料費や、住宅価格の値下がりが大きく、金利の値上げの終了を市場に強く感じさせました。

15日22:30
米国10月小売売上高(前月比)前回0.7% (0.9%) 結果-0.1%(予想-0.3%)
米国10月小売売上高(除自動車)(前月比)前回0.6% (0.8%) 結果0.1%(予想0.0%)
米国10月卸売物価指数(PPI)(前月比) 前回0.5% (0.4%) 結果-0.5%(予想0.1%)
米国10月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)前回2.2%  結果1.3%(予想1.9%)
米国10月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)前回0.3% (0.2%) 結果0.0%(予想0.3%)
米国10月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
(前年同月比)前回2.7% 結果2.4%(予想2.7%)

結果は悪く、予想とはまちまちでした。
発表直後はドル円はさがりました。が、ドル高に上昇します。
150.253円から、150.041円にさがり、すぐに150.647円まで上昇すると、その後もドル高方向にすすみ、151円台にもどりました。
 10月の米小売売上高は前月比0.1%減と、市場予想(0.3%減)ほど落ち込まなかったこと。9月分は0.9%増(速報値0.7%増)に上方修正された。13項目のうち7つでマイナスとなり、中でも家具と自動車ディーラーの減少が目立ちました。半面、パーソナルケアと食料品店は増加。国内総生産(GDP)の算出に使用される飲食店と自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたコア売上高は0.2%増加という結果でした。

 対局はドル安方向で間違いありません。前回DXYの数値を見ても明らかです。しかし、ドル高方向になりやすい傾向がドル円にはあります。それはいうまでもなく、日米の金利差です。
 将来的にはドル円が155円とか160円とかいうひとがいますが、それは耳目を集めるためのアドバルーンです。政府、経済界が容認できない価格ですから、為替介入が現実化します。
 13日に152円直前で急落しましたが、大口のAIによるアルゴリズムからくる売買だとみられています。一部に日本の介入という見方もありましたが、下げ幅が小さく、すぐに戻ったことからも為替介入ではないと思います。
 このように、いまのドル円は下がると、上がりやすい傾向があり、そのくせ上値が重く、オプションがやたらと多く動きを妨げています。
(初心者でこの「オプション」についてわからない人は必ず勉強しておいてください)
 デイトレードをしていると、上がると下がり、下がると上がる利益を取りにくい時期が続いています。ドルはいずれ下がりますが、ドルは強いので、今の世界情勢ではすぐに買われてドル高にもなりやすいのです。
 初心者のひとは、ポジションをとるたびに、利益が減っていくのではないかと思います。(私もそうでした)
 利益が取れていない人は、週足、日足、4時間足に戻して、値動きを見てください。それでも全体の動きをとらえられない人は、ドル円ではない、ほかの通貨ペアを選んでみましょう。

*私は現在、NZD/USDのロングで利益を上げています。


ニュージーランドは毎年12月に値をあげるというアノマリーがあります。アノマリーは確証がありませんが、みんながそう思えば、その方向に動きやすいのも確かです。いま、ニュージーランドドルは弱いので、ドルが強く下がったところで買っています。クリスマス前まで、皆さんにプレゼント(利益)をくれると思います。

30日配信分




 久しぶりの配信になります。
この間、個人的に旅行などをしておりました。(おやすみしてすいません)   

 その間のドル円は大きな動きはなかったですね。予想通り、下がり149円を切りました。ドル売りがかなり本格しました。
 ドル円については前回に配信した内容と変わりません。(16日分を参照してください)
 29日には、ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金 利 の発表がありました。 金利は、5.50% 据え置き
 
結果は変更無しでしたが、今後の金利値上げを示唆したために、ニュージランドドルは大きく上昇しました。NZD/USDをロングしていた方、よかったです。
 もっとも、朝に上昇した分はその日の夜にさがって、もとにもどってしまいました。
 また、この日は、FRBのウォラー理事が、「数か月後の、金利の利下げの可能性がある」と発言したことで、ドルは売られて、147.33円までドル円は下げました。
29日 22:30に発表された-9月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率) 前回4.9%  結果 5.2%(予想5.0%)
ドル円は上昇に転じました。
 相変わらず、経済指標の結果次第で上下します。これからもこれは変わりません。
 30日22:30には 10月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)があります。同時に、月末週末のフォローが吹きまくりますから、初心者の人は、ポジションをはずしていたほうが無難です。
 
 さて、今回は仮想通貨の話をしたいとおもいます。(興味のない方はここで終了で構いませんよ)
 ビットコインがかなり上昇してきました。いよいよ、という感じですね。来年に期待できます。
 初心者の人が、これから仮想通貨(暗号通貨)を買うなら、どのコインが良いのか、それは「ビットコイン」一択で良いと思います。
 さらに言えば、御三家「ビットコイン」「イーサリアム」「リップル」の3コインです。そのほかに手を広げる必要はないと思います。ある程度、コインの知識のある人でも、大手の取引所で取り扱いのある10銘柄くらいでしょうか。
 昔、無名のアルトコインが爆上がりをして大儲けしたこともありましたが、同時にそのあとに、爆下がりを起こして、多くの人が大損したのは記憶に新しいと思います。
 無名のコインを扱えるのはやはり仮想通貨にある程度、経験と知識があるひとでないと、火傷すると思います。
 *<仮想通貨は来年の「ビットコイン」の半減期をむかえること、現物ETFの承認がどうなるのか?(承認されれば、さらに上昇です)
 アメリカ証券取引員会(SEC)の取引所とのバトルの行方も気になります。>
今、私が述べたことが検索しなくても分かる人はアルトコインを買えますが、「?」の人は、御三家の3コインだけにしておいたほうが良いと思います。
 現在、大口、機関投資家がかなり仮想通貨を購入しています。来年以降のメタバースだけでなく、仮想通貨がもつ、開発途上国の金融システムを考えると、これからの仮想通貨はかなり熱いです。
 ちょうど、去年の今頃が一番価格の下がった時期でした。
1年後にここまでビットコインの価格が上がるとは、誰もおもわなかった、のではなく、興味のある人はみんな思っていたのです。
 今後、ビットコインは一時的に下落する場面もあるとおもいます。(初心はここであわてて売るかも)しかし、来年、再来年というスタンスでみると期待は大きいです。



柔軟に頭の中を入れ替えて最新の情報を仕入れましょう、相場で生き残るためにとても必要です

<この「ひじきのFX]では経済指標のファンダメンタルを中心に、ドル円などの動き、相場の方向性をおしらせしています。相場の方向性を間違わなければ、勝ちやすくなります。なにより、短期に逆張りになり含み損を抱えても取り返すことが出来ます。この方向性を間違えると大きく損切りをして退場の憂き目をみることになります。テクニカルについては、動画をみて(ユーチューブなど)勉強した方が身に付くので、ここでは解説していません>

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